「誤審に揺れた試合を大団円に」湘南DF山根のミラクル弾がJ1月間ベストゴール
ゲキサカ / 2019年6月13日 18時22分
Jリーグは13日、各月のリーグ戦において最も優れたゴールを表彰する『月間ベストゴール』の5月度受賞ゴールを発表し、J1は湘南ベルマーレのDF山根視来(25)による第12節のアウェー浦和戦でのゴールが選出された。
山根は同試合の2-2で迎えた後半アディショナルタイム4分、カウンターからドリブルで攻め上がり、PA内右で右足を一振り。相手に当たったシュートがネットを揺らし、3-2と逆転した直後にタイムアップの笛が鳴った。
この試合で湘南は、2点ビハインドの前半31分にMF杉岡大暉のシュートがゴールラインを割りながらも、得点が認められず。“大誤審”で物議を醸した一戦としても知られている。
Jリーグは「アディショナルタイムに生まれた迫力の決勝ゴール」と総評し、選考委員を務める柱谷幸一氏の「劇的な決勝ゴールは歴史に残るゴールとして語り継がれる」、北條聡氏の「感動的決勝弾。独りで運び、ねじ込むド迫力。誤審に揺れた試合を大団円に」というコメントも紹介している。
山根はゴールについて「あのシチュエーションで決められたこと、みんなで作り出した雰囲気の中、サポーターも含めて全員が一丸となって戦い逆転できたことは本当に嬉しかったです」と振り返り、「湘南がチームとして、普段の練習から積み重ねてきたことが発揮できた試合だったと思います。皆さんに感謝しています」と述べた。
また、J2は京都サンガF.C.の小屋松知哉(24)が第15節・山口戦の後半40分に挙げた独走ドリブルからのゴール、J3はロアッソ熊本の黒木晃平(29)が第9節・鳥取戦の後半12分に決めた華麗なロングシュートがそれぞれ選出されている。
上記3選手とも今回が『月間ベストゴール』初受賞。受賞選手には記念品として、J1はオリジナルカフスボタン、J2・J3にはオリジナルピンブローチが贈られる。
なお、山根のゴールは年間で最も優れたゴールに与えられる『年間最優秀ゴール賞』にノミネート。『年間最優秀ゴール賞』は12月に開催予定の『2019Jリーグアウォーズ』にて発表・表彰される。
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