「言われてんぞ!」「やるしかねぇな!」。低評価に発奮の矢板中央が3-0で栃木制覇!
ゲキサカ / 2019年6月20日 17時44分
[6.20 インターハイ栃木県予選決勝 矢板中央高 3-0 真岡高 栃木県グリーンスタジアム]
周囲の評価を覆す――。20日、令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)栃木県予選決勝が行われ、2連覇を狙う矢板中央高と2年ぶりの優勝を懸けた真岡高が激突。矢板中央が3-0で勝ち、2年連続9回目の全国大会出場を決めた。
矢板中央は昨年度、昇格1年目のプリンスリーグ関東で12勝5分1敗の成績を残し、2位・横浜FMユースに勝ち点12差をつけて独走優勝。選手権でも8強に食い込んだ。だが、選手権から日本高校選抜CB白井陽貴主将(現法政大)ら先発11人が入れ替わった今年のチームは、プリンスリーグ関東で第6節まで1勝1分4敗で最下位。そのうち4試合で3失点以上を喫するなど苦しいスタートになっている。
準決勝の途中に怪我から復帰したCB長江皓亮主将(3年)は「プリンスで結果出ていないので、悪い評価です。ネットでも今年の矢板中央はあんまりだとか、今年は県内同レベルとか言われている」と明かす。だがその声に対し、「みんなで『全員見返してやろう』と。『絶対にインハイは取ろう』と言っていた」(FW久永武蔵、3年)、「みんなが『言われてんぞ!』『やるしかねぇな!』と。周りからの評価は結構低いのでその評価を覆すというか頑張っています」(長江)とエネルギーにしてきた矢板中央が決勝を3-0で制した。
公立の伝統校、真岡は矢板中央が不在だった関東大会予選の優勝校。大黒柱のMF相澤雄心主将(3年)とエースMF相澤敬心(3年)の「相澤ツインズ」を中心に丁寧なパスワークと多彩な攻撃をすることができる好チームだ。
だが、矢板中央が相手の出鼻をくじく。前半2分、MF靏見拳士朗(3年)が左サイド後方から蹴り込んだFKをファーサイドの長江がDFと競りながらゴール方向へ折り返す。これにFW多田圭佑(2年)と久永が飛び込むと、そのままボールはゴールイン(記録は長江のゴール)。矢板中央が幸先よく先制点を奪った。
真岡は8分に右CKからCB久保直己(3年)がヘディングシュート。その後もDFラインから丁寧なショートパスでハイサイドまで繋ぎ、右サイドの「突破口」相澤敬らがクロスにまで待ちこむ。だが、矢板中央は長江やCB矢野息吹(3年)を中心にしっかりと跳ね返し、MF在間太一(3年)がセカンドボールを拾うなど相手に連続攻撃を許さない。
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