女子W杯、“誤審率”は1.82%「VARがうまくいっている」
ゲキサカ / 2019年6月27日 10時46分
国際サッカー連盟(FIFA)は26日、女子ワールドカップ(女子W杯)で初めて導入されているビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に関するメディア向け発表会を開いた。計441回にわたる事象を確認した中、介入が行われたのは29回。これにより、判定の正確性はVARがなかった場合の92.51%から98.18%に向上したという。
調査対象は決勝トーナメント1回戦までの全44試合。VARは試合中の①得点②PK③一発退場④人違いの4項目をたえず「チェック」しているが、これまでの試合では計441回のチェックが行われていたという。内訳は②PK判定が297回、①ゴール判定が142回、④人違いが2回だった。
チェックした事象のうち、介入にあたる「レビュー」が行われたのは29回。主審がビデオモニターで確認する「オン・フィールド・レビュー」は22回、VARの助言のみで介入する「オンリー・VAR・レビュー」は7回だった。そのうち、25事例はVARの介入によって修正され、4事例は当初の判定が維持されている。
上記の441事例のうち、VARが目を通していても最終判定に誤りがあったとされたのは8回(どの事例かは公開されていない)。すなわち“誤審率”は約1.82%にあたる。これはVARが採用されていなかった場合の約7.49%より大幅に低い数字となっている。なお、VARの採用試合では1試合あたり58秒の遅延が生じたようだ。
FIFAの審判委員長を務めるピエルルイジ・コッリーナ氏は「これまでのところ、VARがうまくいっていることをとても嬉しく思っている」と現状を前向きに認識。準々決勝に向けて「試合がより重要で困難になれば、審判はハードな仕事が続くはずだ。彼女たちが成功することを確信している」と見解を述べている。
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