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レアル移籍の久保建英、横浜FMにもFC東京にも感謝「一生忘れない」

ゲキサカ / 2019年6月30日 3時44分

試合後、壮行セレモニーを行ったMF久保建英

[6.29 J1第17節 FC東京4-2横浜FM 味スタ]

 FC東京からレアル・マドリーに完全移籍した日本代表MF久保建英(18)の壮行セレモニーが29日、味の素スタジアムで行われた。FC東京対横浜FMの試合後、下部組織時代を含めて約4年間在籍したFC東京、さらには昨季半年間、期限付き移籍でプレーした横浜FMのファン・サポーターの前で挨拶。場内を一周し、惜別のときを過ごすと、最後はチームメイトから胴上げされた。

 FC東京のチームメイトがつくる花道を抜けてピッチに入った久保はセンターサークルの中央に立ち、雨の中、場内のオーロラビジョンに映し出された自分自身のFC東京でのプレー集をサポーターとともに見つめた。

 映像に横浜FM時代のプレーが含まれていなかったため、横浜FMのサポーターからはブーイングも飛んだが、マイクの前に立った久保はまずスタンドマイクを回転させて後ろを向き、「横浜F・マリノスのファン・サポーターの皆様、さっき(横浜FM時代に決めた)自分のJ1初ゴールが流されなくてブーイングが出ていたと思いますけど、あとで自分が言っておきます」とユーモアたっぷりに挨拶し、大きな拍手を浴びた。

「半年間という短い間でしたが、今、自分がこうやってここに立てているのはマリノスに半年間、レンタルできたことが非常に大きいと思っています。感謝しかありません。ありがとうございます」。そう横浜FMのサポーターに感謝を述べると、改めて背後を振り返り、「改めまして元FC東京の久保建英です」とFC東京のファン・サポーターへ挨拶。「いいことばかりではなかったですけど、自分の力もあり、みんなの力も借りて、一人前のサッカー選手として東京を背負って世界に羽ばたいていけることを誇りに思います」と力強く語った。

 13歳だった15年3月にスペインから帰国し、FC東京U-15むさしに加入した当時を振り返り、「最初はあんまり練習とかにも行きたくなくて、つらい時期もあったけど、むさしのみんなが仲良くしてくれて、飛び級でユースに上がって、ユースのみんなが仲良くしてくれて、トップチームに上がってからもトップチームの選手に助けてもらって、今の自分があると思っています」と率直に語った。

 ゴール裏のスタンドにはスペイン語で「東京から世界へ」を意味する「久保建英 15 De tokio al mundo」との横断幕も掲げられた。「東京に来てから3年半から4年ぐらい経ちましたが、(海外に)行きたくなるぐらい濃い時間だったと思うし、苦渋の決断でしたが、自分の決断に誇りを持って、東京での時間は一生忘れないので本当にありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。

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