強豪校の練習施設に潜入取材。昨年関東出場、全面人工芝グラウンドへ改修された立教新座の練習場は?
ゲキサカ / 2019年7月12日 21時16分
高校サッカーの強豪校はどのような環境でトレーニングしているのか。グラウンド、部室、サッカー部寮……。各校の協力によって、高校進学を控えた中学生たちにとっても貴重な情報を教えてもらってきたぞ。第22回は昨年、関東大会埼玉県予選で準優勝し、立教高時代以来55年ぶりの関東大会出場、またインターハイ予選で4強入りするなど存在感を示した立教新座高のグラウンドなどを紹介する。
■今年、全面人工芝グラウンドへ改修!
2019年3月にクレーのサッカー場が全面人工芝のグラウンドに改修された。ピッチサイズは日本サッカー協会の主催する大会で原則として使われる105×68m。ホームグラウンドで公式戦も開催される。待望の人工芝化。DF清水昭希は「練習の時に雨でもできるというのが大きいですし、ボールの走り方が違うので、より本番に近い形で練習できるようになったのがデカイと思います」とコメントしていた。
■今年も上を狙えるチームに
昨年は埼玉県内で上位に食い込み、関東大会出場。インターハイまであと1勝に迫るほど強さを示した。今年のインターハイ予選ではPK戦の末、V候補の正智深谷高に敗れたが、選手権予選へ期待が高まるチームだ。GK清水翼は「これからはリーグとか選手権とかでもチーム力、関係性とか、クレバーなプレーとかで上回っていきたい」
■立教新座中出身の選手たちに、外部からの実力者たちが加わる
立教新座は高校サッカー部の選手たちの隣で中学サッカー部の選手たちがトレーニングしていた。立教新座中出身のDF南口周矢が「高校のトレーニングを見ていましたね。パスの速さとかレベルが違うなと思っていました。高校の選手たちは自主的にトレーニングを始めていた」と語っていたが、高校サッカー部に憧れ、入学した彼らが高校に進学してレギュラーに。加えて、外部から進学してきた実力者たちがチームをレベルアップさせている。
■人工芝グラウンドで質の高いトレーニング
人工芝グラウンドで質の高いトレーニング。隣は400mのトラックにインフィールドが人工芝のセントポールズ・フィールド。
■武南OBの前田監督が指揮
武南高時代に選手権に出場し、日体大を経てドイツでのプレー経験を持つ前田和伸監督が指揮を執る。自由な校風で、ウォームアップの際や、Bチームのトレーニングでは笑顔も。DF小堀慶和主将は「選手権ではまずシード入れなかった。今回のインハイみたいに相手強いところを破れば上までいける」。近年、力を付けて来ている進学校が、選手権で全国出場に挑戦する。
(取材・文 吉田太郎)
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