堂安律が示す“オレヲミロ”メンタリティ「俺が常に一番やと思ってピッチに立っている」
ゲキサカ / 2019年7月15日 13時3分
6月某日。梅雨の晴れ間が差す中で、堂安律は気持ちよくボールを蹴っていた。「いいシュート!」「これは完璧!」。ビジュアル撮影だったが、カメラマンの要求に何度も応じる。「サッカーがしたくなりましたよね」。同時期に開催されていたコパ・アメリカに刺激を受けたという21歳は、思いの丈をボールにぶつけていた。
堂安は今年5月からプーマとのパートナーシップをスタートさせた。プーマは今春より「オレヲミロ」と題した高校生世代のフットボールプレーヤー向けのキャンペーンを企画。たとえ失敗しても、たとえ控えでも腐らないメンタル、“俺を見てくれ”という強さを求めている。
―俺が常に一番やと思ってピッチに立っている―
―プーマ担当者の話によると、堂安選手を『オレヲミロ』のキャンペーンに起用する際、メンタルに注目したといいます。
「『オレヲミロ』の話を聞いたときも自分にピッタリというか、そういうメンタルで海外で戦っているなと思いました。やっぱり海外に行くと優しいだけじゃ通用しないんですよね。一回失敗しただけで落ち込んでいるようでは、次のチャンスはやってこないんです。人種差別などいろんなことがあっても、俺が常に一番やと思ってピッチに立っている。だからこういう企画はピッタリやなと思ったし、ぜひ高校生もハングリーさを大事にしてほしい。多少わがままと思われてもいいと思うので、そういう気持ちでやってほしいなと思います」
―差別を受けた。
「しょっちゅうですね。試合中もそうですし、普通に人種として差別されます。俺の名前はリツやのに、『スシ』って言われますからね。そういういじり方はされないようにしてきました。イタリア人に『パスタ』って言わないでしょ?それを『スシ』って言われているのと一緒やから。スシボンバー?向こうからしたら愛している証拠なのかなと思うけど、僕は好きじゃない。対等に扱ってほしいと思っているので」
―いきなり外国人と言い合えるメンタルに感心します。強さは持って生まれたものだと思いますか?
「兄貴(堂安憂)が厳しかったから、負けないようにずっとついていっていたからだと思います。私生活でもしょっちゅう泣かされていたので、そういう環境が強くしたのかもしれません。いろんなところで活かされてると感じますしね。日本人としての誇りは持って海外に行っているつもりですし、なめられてたまるかという気持ちでやっています。向上心とか反骨心、それこそ『オレヲミロ』のメンタリティに繋がってくると思いますけど、サッカーに関して言うと、ボールを持てば日本人は上手いので、あとはメンタルのところが大事になってくるのかなと思います」
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