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[CPサッカーW杯]日本代表は大野が勝利を決める3点目を決め、過去最高タイの13位に

ゲキサカ / 2019年7月19日 19時45分

ゴールを決めて喜ぶ日本代表の選手たち(提供:日本CPサッカー協会)

【CPサッカーワールドカップ】(スペイン・セビリア)
[順位決定戦 日本代表 3-2 タイ代表]
得点者
[日本代表]
浦辰大(前半15分)
久保善暉(前半19分)
大野僚久(後半9分)

[タイ代表]
Narongchai Thaohong(後半5分)
Bannasak Nuepho(後半11分)

出場メンバー
[日本代表]
GK1柳英行
FP2浦辰大
FP4大澤翔太郎(→本中野雅→赤禿賢一郎→谷口泰成)
FP6大野僚久
FP7戸田哲也
FP8三浦良介
FP13久保善暉
※番号は背番号

脳に障がいがある人がプレーする7人制サッカー、CPサッカーのワールドカップ(W杯)の順位決定戦で日本代表は現地時間18日、タイ代表と対戦。前半9分に主将の浦辰大が先制ゴールを奪い、さらに4分後にも久保善暉が続いた。その後、タイの攻撃も想像以上で後半に2本決められ、主導権を握り続けることはできなかったが、2-1の後半9分、大野僚久のW杯初ゴールが結果的に決勝点となった。大野が振り返る。

「過去最高順位の更新はなりませんでしたが、過去最高順位と並ぶ13位という成績を残すことができました。チーム一丸となり各々が必ず『勝利をする』という目標があったからこそ、この結果になったと思います。個人的にも今大会がW杯での初得点をすることが出来ましたし、自信にも繋がりました」

 CPサッカーは障がいのタイプや程度により3クラスに分けられ、FT1(麻痺がはっきりしていて障がいが思い)、FT2(体の片側が麻痺した状態)、FT3(軽度な麻痺)と3段階に分けられ、FT1の選手は必ず1人は起用しないといけない。大野はW杯直前に行われた診断でGK柳英行とともにFT1と診断された。

 大野は先天的な脳動静脈奇形により高校時代に突然倒れて、それまで夢見ていたフットサルの選手になることを当分の間、封印。約3年前にCPサッカ―をはじめた。懸命のリハビリの甲斐もあって、右半身の麻痺も少しずつ改善されてきた大野は、サッカー以外に陸上競技にも挑戦。5月6日に横浜市内で障がい児、者むけyのスポーツ大会「ハマピック」で50m、1500m走で優勝した。「他の競技にも挑もうとするチャレンジ精神を示して、同じ境遇の方にも勇気を与えられれば」という気持ちからだった。CPサッカーの世界で活躍して、いつかフットサルの選手にもなりたい、という思いは胸に秘めている。その熱い気持ちが大舞台の勝負どころで花開いた。

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