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「0から1がすごく難しい中で…」ルーキー鈴木徳真のプロ初得点が徳島に与える大きな意味

ゲキサカ / 2019年7月22日 11時12分

プロ初得点を挙げた徳島MF鈴木徳真

[7.21 J2第23節 町田0-3徳島 町田]

 曇天を突き破る痛快な一撃となった。徳島ヴォルティスのルーキーMF鈴木徳真は前半17分に右足で渾身のシュートを叩き込み、プロ初得点となる先制ゴールを記録。その後、2点を追加したチームは3-0でリーグ戦3試合ぶりの白星を手にした。ゴールラッシュを呼び込んだ鈴木は「全然(試合に)出ていなくて自分的に悔しい思いをしていたので、今日チャンスが来て、それをちゃんと仕留められた」と喜びを口にしている。

 巡ってきたチャンスをものにした。筑波大から今季加入した鈴木は第4節・琉球戦(1-2)を最後にスタメンから遠ざかっていた中、リカルド・ロドリゲス監督の決断で19試合ぶりに先発出場。開始から17分で指揮官の期待に応えてみせた。

 左CKからキッカーのMF野村直輝が送ったボールが町田GK福井光輝にクリアされると、こぼれ球を拾った鈴木が「自分的にはシュートを打てば入るんじゃないかという感覚はある」とPA内右で右足を強振。シュートはGK福井の守備範囲に飛んだものの、左手を弾いてネットを揺らした。

 今季の徳島は鈴木も含め、開幕前の時点で17選手が新たに加入。シーズン序盤は苦しんだが、徐々にチームの結束力を高め、6月は4連勝を含む4勝1分というリーグ最高成績を残した。特筆すべきは、連勝を収めた4試合で記録した計6ゴールのスコアラーが全て違う選手となっていることだ。ゲームごとに日替わりヒーローが誕生し、無敗で6月を駆け抜けた。

「練習の中からみんなお互い切磋琢磨しているし、この間は渡井(理己)がゴールを決めて今回は僕が決めることができましたけど、次誰が出ても多分ゴールを決められるような選手ばかりいる。練習がそういう結果に結びついてきている」

 ハイレベルなポジション争いがチーム力を引き上げ、今節にまた新たな得点者を生んだ。「(得点を)0から1にするのがすごく難しい中で、取れたことはすごく嬉しい。何より試合に出ていない選手が結果を残すことで、他の出ていない選手がチャンスを感じると思う」。

 鈴木自身にも他の選手にとっても意味のあるプロ第1号弾。「チームが上に行くにもすごくいい影響を及ぼしたんじゃないかなと思う」。無敵の6月から一転し、2戦未勝利(1分1敗)と失速していた7月。ルーキーの得点をきっかけに“梅雨明け宣言”となるか。

(取材・文 阿部哲也)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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