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“勝てば突破”の一大決戦、G大阪ユースに軍配!! 守る鹿島をこじ開けた「ゴールを目指すプレー」

ゲキサカ / 2019年7月25日 8時6分

ガンバ大阪ユースFW大谷優斗(3年)が先制弾

[7.24 日本クラブユース選手権U-18大会D組第3節 G大阪ユース 2-0 鹿島ユース 前橋フB]

 日本クラブユース選手権(U-18)大会は24日、グループリーグ第3節が行われ、ガンバ大阪ユース(関西1)と鹿島アントラーズユース(関東7)が対戦した。互いに勝ち点3で並ぶ中、勝ったほうが突破を決められる直接対決。G大阪ユースが2-0で勝利し、決勝トーナメント進出を果たした。

 関西王者のG大阪にとって、この試合のミッションは勝利だけだった。鹿島とは第2節を終えた段階で、1勝1敗の勝ち点3で並んでいたものの、得失点差では鹿島が優位。つまり、引き分けに終わってしまえば、グループリーグ敗退が決まるという不利な状況だった。

 もっとも、星勘定をしながら戦うことには難しさもある。そこでG大阪は試合前、不利な状況を前向きに捉えて「引き分けでも…というよりは、すっきり勝とう」(島田貴裕監督)と意識を共有。35分ハーフで相手が守りを固めてくることも想定される中、シンプルな意気込みでもって勝負の一戦に臨んでいた。

 試合は想定どおり、守る鹿島に攻めるG大阪という構図で進んだ。G大阪は前半6分、右サイドを切り込んだMF福井和樹(3年)がカットインシュートを放ったのを皮切りにチャンスを連発。同18分、MF食野壮磨(3年)のパスからエースFW唐山翔自(2年)が右足で狙うと、同26分には右サイドをオーバーラップしたDF奥田勇斗(3年)の惜しいシュートもあった。

 ところが鹿島もセンターバックにDF小針宏太郎(3年)、DF国府田宗士(2年)といった集中力の高い選手が並び、背後にはU-17日本代表GK山田大樹(3年)も構える守備陣がなかなか崩れない。シュートこそ0本だったものの、MF竹間永和(2年)のロングスローで圧力もかける場面もあり、前半をスコアレスで終えた。

 それでもG大阪は焦らなかった。前半は2トップが積極的に裏に抜け出し、鹿島を自陣に深く足止めすることに成功。「ボールを握れていたし、35分ハーフといえども相手は走っていた。テンポよくボールを動かして、背後を考えながら攻めていく」(島田監督)。そうした狙いを残りの35分間でも続けるべく、選手たちを後半戦のピッチに送り出した。

 後半4分、最初のチャンスは鹿島だった。MF柳町魁耀(2年)のFKから小針が頭で狙うもボールは枠外。その後は一進一退の攻防が続いたが、G大阪は同16分、ようやく鹿島守備陣をこじ開けた。中央を切り裂いた食野のパスを受けた唐山の決定的シュートはポストに弾かれたが、跳ね返りに反応したFW大谷優斗(3年)がワンタッチで流し込んだ。

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