1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

「今年のチームは間違いなくタフ」。攻守に走る初芝橋本がインハイでの同校得点記録更新する6発!

ゲキサカ / 2019年7月26日 18時10分

前半7分、初芝橋本高がMF西淵啓斗(14番)のゴールを喜ぶ。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.26 総体1回戦 羽黒高 1-6 初芝橋本高 金武町フ]

 初芝橋本が6ゴールで快勝発進――。夏の高校サッカー日本一を争う令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」男子サッカー競技(沖縄)が26日、開幕した。羽黒高(山形)と初芝橋本高(和歌山)との一戦は、初芝橋本が6-1で勝快勝。初芝橋本は27日の2回戦で作陽高(岡山)と戦う。

 和歌山の名門・初芝橋本が、インターハイでの同校の1試合最多得点記録「5」(06年、14年大会。選手権は95年度大会の8得点が最多)を更新する6得点で初戦突破を果たした。

 特に阪中義博監督が「理想通りの3点」と振り返る前半の3得点が大きかった。まずは7分、初芝橋本は期待の2年生MF西淵啓斗(2年)がドリブルでの仕掛けから、前目にポジショニングしていた相手GKの頭上を狙った右足シュートを決めて先制。さらに23分にも右SB南條斎(3年)の右CKをCB中井航(3年)が頭で決めて2-0と突き放す。

 ボールを握るものの、押し込むことのできない羽黒に対し、初芝橋本は前半終了間際の35分にも、CKのこぼれ球をMF河井章人(3年)が頭で決めて3点目。立ち上がり、クーリングブレイク直後、そして前半終了間際という“肝”となる時間帯での3得点によって、前半を3-0で折り返した。

 対する羽黒は後半6分、右CKからヘディングシュートのこぼれをFW大野凌雅(3年)が右足で押し込んで1点を返す。その後もMF新井翼(3年)やMF荒井潤太(3年)のキープ力や、MF吉田真(1年)のサイドチェンジから反撃し、クロス、シュートで終わるシーンを増やした。

 初芝橋本は受け身の時間帯に。だが、クーリングブレイクに、前からボールを奪いに行くことを再確認した初芝橋本がラッシュをかける。阪中監督が「今年のチームは間違いなくタフ」というように、終盤になっても運動量が落ちない初芝橋本は前がかりになった相手から高い位置でボールを奪い、その背後のスペースを突いて加点した。

 25分、MF名願央希(3年)が個人技で中央突破。そのまま左サイドに流れて上げたクロスが相手DFのオウンゴールを誘った。34分にも、FW大谷澪紅(3年)のスルーパスでDFライン背後へ抜け出した名願がGKをかわして5-1。アディショナルタイムにも、CB若松楽人(3年)の斜めのパスで中央を抜け出した名願が右足シュートを左隅に決め、6-1で試合を終えた。

 大会が開幕する一週間ほど前までは、「(沖縄開催で浮かれて)足が地についていない感じがあった」(阪中監督)。それでも、サッカーに取り組む姿勢から見直して来たチームは県1部リーグで結果を残し、フェスティバルで名門・市立船橋高に勝つなど、指揮官も認める状態で全国大会に臨んでいる。そして初戦を6ゴールで快勝。名願は「カウンターで人数を増やしてというところをやっているので、そこはできたかなと思います」。初芝橋本は今後も「一戦一勝」(阪中監督)。先のことを考えず、目の前の試合で勝つことに集中してまた白星を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

★夏季インターハイ全試合配信!試合動画はこちら

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください