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後半40分からの劇的展開、最後は“PK失敗”で幕切れ…東京V対鹿児島は壮絶3-3ドロー

ゲキサカ / 2019年8月11日 21時20分

[8.11 J2第27節 東京V3-3鹿児島 味スタ]

 J2リーグは11日、第27節を各地で行い、東京ヴェルディが鹿児島ユナイテッドFCと3-3で引き分けた。鹿児島が2点を先行するも、終盤に猛攻をしかけた東京Vが一度は逆転。しかし、アディショナルタイム3分に鹿児島FW韓勇太が同点弾を決めると、最後は韓勇太のPK失敗もあり、互いに勝ち点を分け合う結果となった。

 ホームの東京Vは前節の京都戦(●0-4)後に主将のMF渡辺皓太が横浜FMに移籍。新主将のMF藤本寛也、DF内田達也、10試合ぶりの出場となる前主将のDF近藤直也、加入後初出場のFWカン・スイルが新たに先発した。鹿児島は前節の千葉戦(○2-1)から、出場停止のMFニウドに代わってMF平川怜が起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 永井秀樹監督の就任以降、3バックと4バックを併用している東京Vだが、この日は4-3-3のシステムを採用。4-3-2-1の鹿児島と噛み合う形となったが、開始直後にアクシデントが訪れる。前半9分、FWレアンドロのスルーパスに抜け出した藤本がペナルティエリア内で右膝を捻って転倒。12分、MF森田晃樹との交代でピッチを退いた。

 その後はアンカーのMF井上潮音が右ウイングに移り、アンカーには左サイドバックだったDF山本理仁。ウイングのMF小池純輝が右SBに下がり、右SBのDF奈良輪雄太が左SBに回るという布陣変更を強いられた。ところが前半16分、今度は山本が接触プレーで転倒。ピッチに戻ったものの、危ない場面が相次いだ。

 その後は一進一退の攻防。前半23分、鹿児島は平川の右CKをDF堤俊輔が頭で合わせたが、わずかにゴール上に外れた。40分には東京Vが波状攻撃からチャンスを迎えるも、こぼれ球に反応した奈良輪の右足シュートは枠外。42分、鹿児島はMF五領淳樹の左足シュートがGK上福元直人に阻まれ、前半はスコアレスに終わった。

 前半途中から激しい雨がピッチに降り注ぐ中、後半も主導権を握ったのは東京V。序盤からピッチの横幅を広く使ってボールを動かし、鹿児島守備陣を押し下げる。すると8分、井上とのワンツーでカットインした山本がカットインシュート。これはDF水本勝成にブロックされたが、ゴールへの脅威を感じさせた。

 ここからは互いに交代カードを立て続けに使用。鹿児島MF中原秀人と韓勇太、東京VはMF佐藤優平を投入し、攻撃陣に手を加えた。すると鹿児島は後半13分、相手スローインにプレスをかけた牛之濱がボールを奪うと、MF枝本雄一郎が左サイドを突破。左斜め前から右足シュートを冷静に流し込み、均衡を破った。

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