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「香川、乾が出だした時はまだ前やったから」鹿児島DF酒本憲幸、17年目のFW起用

ゲキサカ / 2019年8月12日 14時34分

鹿児島ユナイテッドFCのDF酒本憲幸

[8.11 J2第27節 東京V3-3鹿児島 味スタ]

 鹿児島ユナイテッドFCにやってきたDF酒本憲幸は移籍1年目の今季、1トップのポジションを任されている。「与えられたポジションはもちろんですし、自分に何を求められているかを考えながらやるしかない」。プロ入り1年目に出会った指揮官の下で、34歳の新たなチャレンジが続いている。

 2003年から16年間過ごしたセレッソ大阪を昨季限りで退団。「正直引退しようかなと思っていたら、監督が声をかけてくれて、もう一回頑張ろうかな、もう一回サッカーしようかなっていうことで入団させてもらった」。過去2年間のリーグ戦出場はゼロ。02〜03年、C大阪のサテライトコーチを務めていた金鍾成監督との再出発を決めた。

 昨季J3リーグ2位の鹿児島にとっても、琉球を昨季J3優勝に導いた金監督にとっても、初めてのJ2リーグ挑戦。圧倒的な実績を持つスター選手も、強烈な個性を持つ外国籍選手もいない。アマチュア時代を支えてきた古株、地元出身の有力選手、期限付き移籍で連れてきた若手をなんとかミックスさせながらチーム力アップに挑んでいる最中だ。

 そんな中、34歳のベテランに委ねられたのは前線のポジションだった。シーズン当初こそボランチで先発していた酒本だったが、チームが5連敗中にあった4月中旬、4-2-3-1のトップ下に“異動”。そこでチームが一定の成果を挙げられるようになると、今度は1トップを任されるようになっていった。

 C大阪時代には右サイドバックのイメージが定着していた酒本。もっとも、当人はいたって冷静だ。「僕もこの前、数えたんですけど、SBと前目のポジションをやっていたのは半分半分か、ちょっとSBのほうが長いくらいで」。プロ入り当初は前線が持ち場。むしろ右SBは2010年前後、レヴィー・クルピ監督によってコンバートされた結果だった。

「香川(真司)、乾(貴士)が出だした時はまだ前やったから。俺やったり(柿谷)曜一朗、当時は苔口(卓也)と濱ちゃん(濱田武)でベンチに座っていて、奴ら(香川、乾)のコンビプレーがエグすぎて出れんくなったんで、あれが2009年かな。09年くらいにウイングバックに下がって。10年は3-5-2から4-4-2にレヴィが戻したんで、その時からSB。03年から7年は前目をやって、8年はSBをやって…で、1年は1トップ。まあおかしいですけどね(笑)」。

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