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UEFA主要大会に史上初の女性主審、クロップ監督も賛辞「これ以上の敬意はない」

ゲキサカ / 2019年8月15日 23時55分

ステファニー・フラッパール主審

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)王者とUEFAヨーロッパリーグ(EL)王者が激突する『UEFAスーパーカップ』のリバプール対チェルシー戦では、男子の欧州主要大会で史上初めて女性審判員が主審を務めた。

 大役を担ったのはフランス出身のステファニー・フラッパール主審。フランスで行われた女子ワールドカップでも笛を吹いた女性トップのレフェリーだ。同じく女子W杯決勝でタッグを組んだマヌエラ・ニコロージ副審、ミシェル・オニール副審とともに、トルコ・イスタンブールで行われたビッグマッチに臨んだ。

 試合は規定の90分間で勝負がつかずに延長戦に突入し、男子のスピード感の中で120分間を走らなければならないという難しい展開。延長前半9分には、チェルシーFWタミー・エイブラハムがファウルを受けたとして、微妙なPK判定を強いられる場面もあった。それでも、試合後に向けられたのは賞賛の声だった。

 2-1から失点につながるPK判定を下されたリバプールのユルゲン・クロップ監督も「彼女たちは本当に良かった。こんな歴史的な瞬間、試合前にどれだけ地獄のようなプレッシャーがあっただろうか」と述べ、「非常に難しくてタフなゲームで非常に重要な決断をした。正直、これ以上の敬意はないよ」と振り返っている。
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