U-17W杯開幕まで2か月強。U-17日本代表候補は“日本らしさ”や守備磨く

ゲキサカ / 2019年8月15日 22時52分

U-17日本代表候補は福島合宿で判断スピードやプレー精度の向上に取り組んでいる

 U-17ワールドカップブラジル2019(10月開幕、ブラジル)を控えたU-17日本代表候補が、13日から福島県内でトレーニングキャンプを行っている。15日の午前中は守備の確認を行い、午後はゴールを置いての3対3やサイド、中央を活用した崩し、5分の3コートでの11対11、そしてフルコートでの11対11(20分間)と続くメニュー。コーチ陣から判断の良い動きを讃える声が上がっていたほか、選手間での要求し合う声やエネルギッシュなプレーも出るなど雰囲気の良い中で練習を終えた。

 U-17日本代表は元々U-17ワールドカップを前に欧州遠征を行い、オランダ、アメリカと対戦する予定だったが、U-17ワールドカップのグループリーグでオランダ、アメリカと対戦することになったためキャンセル。森山佳郎監督が「最後オランダ、アメリカと(世界トップレベルの)大体基準が分かるなと思っていたら……。(9月のエクアドル遠征や)トレーニングで上げるしかない」と語るように、可能な環境の中で世界と戦う術を磨いている。

 今回の福島合宿では、Yo-Yoテストなどのアスリートチェックからスタート。選手たちは夏の疲れを抱えているため、負荷がかかり過ぎないように調整しながら、判断スピードやプレー精度を求めたメニューが行われている。その中でMF横川旦陽(湘南U-18)やMF成岡輝瑠(清水ユース)、CB鈴木海音(磐田U-18)ら代表常連組がしっかりと判断を共有し、新戦力候補のMF櫻井辰徳(前橋育英高)らもアピール。今回はエースFW西川潤(桐光学園高)やチームリーダーのDF半田陸(山形ユース)、GK鈴木彩艶(浦和ユース)、MF荒木遼太郎(東福岡高)といった主力候補の選手が不在だが、競争の中にいる選手たちは意識高くメニューに取り組んでいる。

 2年前のU-17ワールドカップの指揮も執った森山監督は当時のチームについて「圧倒的な力で優勝したイングランドに1点も与えなかったのが、00ジャパンの強み。個々の打開力もあった」と説明する。

 一方、今回はMF久保建英(現レアル・マドリー)やMF中村敬斗(現トゥエンテ)のような抜きん出たアタッカーはいないかもしれない。その中で指揮官は「守備のところで頑張れるか。(そして)距離感とか連続とかコンビネーションみたいなところ、日本らしいところを出していければ。そこは前回と違うところですね」と期待する。

 今年はFW若月大和(桐生一高)やMF三戸舜介(JFAアカデミー福島U-18)らスピードのある選手が複数おり、彼らの相手DFラインの背後を鋭く突く動きと、空いた中盤を活用して正確にボールを動かす精度、連続性がチームの狙い。これは15日のトレーニングでも多く見られていた。

 U-17日本代表候補は16日に大学サッカーの強豪、流通経済大と練習試合を行い、4日間のトレーニングキャンプを終了する。相手はAチームのサブメンバーの予定。森山監督は「学年が4つ5つ違うので、フィジカル的にもオランダとかセネガルとかアメリカも相当やるのでシミュレーションができるのかなと。ポジティブにチャレンジして行けるのかなと思います」と語った。ワールドカップの戦いに繋がるように、質と結果にこだわって、大学生にチャレンジする。

(取材・文 吉田太郎)

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