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PK違反は厳しくチェック、審判への抗議で“即退場”例も…新ルールが「明確化」

ゲキサカ / 2019年8月23日 13時0分

 またVARが採用されている試合では、厳格運用はさらに徹底される見込みだ。声明では「VARはいかなるGK、キッカーの違反もチェックをしなければならない」と強調。今季のJリーグではルヴァン杯での導入が予定され、来季以降はリーグ戦での採用も待たれる中、GKにとってはわずか数cmの立ち位置に気を払う必要がありそうだ。

■一方、GKを救済する動きも

 試合の決着がつかない場合に行うPK戦では、GKは常にイエローカードを受けるリスクを抱えているが、場合によってはPK戦中に2度目の警告で退場処分を下されてしまうことも考えられる。PK戦では選手交代が許されていないため、もしそうなった場合はフィールドプレーヤーが代役を務めるしかなく、試合を壊す危険性もはらんでいる。

 そこでVAR採用試合に限り、PK戦でGKがゴールライン飛び出しに関する違反を犯した場合でも、イエローカードが提示されないという声明が出された。すでに女子W杯、コパ・アメリカなどではこの暫定措置が取られていたが、あらゆるリーグにも広げられた形だ。今回は改正という形ではないが、来季の競技規則には正式に記されるかもしれない。

■交代時にイエローカードも

 新ルールでは「交代で退く競技者は、主審から指示された場合を除き、境界線の最も近い位置からフィールドを出なければならない」という文言が追加されているが、現状ではあまり守られていない。

 そこで、今回のIFAB声明では「明らかな安全上の理由や、ハーフウェーラインですみやかに退くことを主審が許可した場合を除き、この規則は厳格に実施されるべきである」と強調。もし、それに反する場合はイエローカードが提示されることが述べられている。

■新たな「審判は石」ケースが

 新ルールでは「ボールが審判員に当たり、ゴールに入ったり、攻守が変わったり、それにより新たな攻撃が始まったりした場合はドロップボールで再開される」という項目が新設された。これにより「審判は石と同じ」という扱いは一部なくなった。

 ところがそこで問題になったのは、審判にボールが当たった後、タッチラインやゴールラインを割った場合の処理。もしそのままスローインやゴールキック、コーナーキックで再開するのであれば、相手側ボールになるため、「攻守が変わった」に該当するという解釈が可能になるためだ。

 もっとも、今回の声明によれば、このルールの適用は「インプレーにとどまっていた場合」に限るとされている。すなわち、相手側ボールのスローイン、ゴールキック、コーナーキックなどで試合は再開されることになり、「審判は石と同じ」という扱いが維持される。

■監督・コーチが審判に詰め寄った場合は退場も

 新ルールでは、これまで注意や退席の対象だった監督、コーチにも、選手同様にカードが提示されるようになった。IFAB声明ではこのルールに加えて「チーム関係者がハーフタイム、試合終了後、フィールドに入って審判員に立ち向かった場合、レッドカードが提示される」という基準が新たに提示されている。

 Jリーグでも疑惑の判定があった場合、試合後に監督やコーチ陣が審判団に詰め寄る姿はよく見られる光景だ。しかし、もしフィールド内に入ってまで抗議を行った場合、今後は厳罰が下されることになるため、注意が必要となる。
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