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[関西U-16~Groeien~]苦しい時に示した結束力と集中力。阪南大高がG1リーグ初優勝!

ゲキサカ / 2019年8月24日 22時34分

G1リーグで優勝した阪南大高

[8.23 関西U-16~Groeien~G1第9節 京都橘高 1-2 阪南大高 伊勢フットボールヴィレッジ]

 関西地域のU-16の年代において長期にわたるリーグ戦を通して、選手の育成および指導者のレベルアップを図る「関西U-16~Groeien~2019」G1リーグは23日、最終節を行った。首位・阪南大高(大阪)が京都橘高(京都)に2-1で勝利。8勝1敗の成績で初優勝を飾った。

 22日、23日に伊勢フットボールヴィレッジで開催された残り2節“伊勢ファイナルラウンド”。ここで阪南大高は第7節までの首位・興國高を2-1で下し、前回王者の京都橘にも競り勝った。

 悪天候で開始時間が遅れたり、陽が落ちた状況でのプレーを強いられたりと難しい試合が続いた2試合で連勝し、堂々の優勝。阪南大高の指揮を執った平野洋二郎コーチは「やっているアイツらが頑張ってくれていたので、それに尽きるかなと。怖いのは勘違いしないこと。でも本人たちが(今後、)自信を持ってやれるのが一番かなと思います」と微笑んだ。

 阪南大高は前半24分、MF櫻井文陽が思い切って打ち切ったシュートで先制。後半8分にも相手DFラインの背後へ抜け出したFW石川己純の強烈なシュートがGKの手を弾いてゴールへ吸い込まれた。

 阪南大高は前日の興國戦で勝利に貢献したGK山形慈温に代わり、この日はGK永田涼が先発出場。その永田が序盤にファインセーブを見せるなど、結果を求めるだけでなく、先を見据えて起用された選手も活躍を見せて2点をリードした。

 京都橘は大会得点王に輝いたFW木原励やMF長谷川裟恭がシュートに持ち込むなど反撃。後半は交代出場のMF青山楽生の仕掛けなども交えてゴールに迫る。だが、阪南大高の守りはCB西田祐悟やCB石井大貴中心に堅く、追撃することができない。

 それでも、後半37分に木原のリーグ戦13得点目となるゴールで1点差。前日の履正社高戦に続く逆転を目指したが、阪南大高はここで崩れなかった。阪南大高の平野コーチは「(これまでは)状況が悪くなったりすると、バラバラになって崩壊することがあった。劣勢になったり、点が入らなかったりした時、苦しい時こそ結束して戦いなさい、切れないように90分戦いなさいと。やり切ってくれました」。コーチの言葉通り、苦しい時に結束して戦った阪南大高が1点リードを守り切って2-1で勝利。歓喜の初優勝を果たした。

 大会MVPに輝いた阪南大高MF鈴木章斗は「1失点した時に、チーム全員で話し合って、全員でできたので良かった」と胸を張る。阪南大高は昨年の全国ルーキリーグ交流大会で日本一。ただし、昨年の関西U-16~Groeien~は2位。その先輩たちの記録を超えることも彼らの目標だった。

 永田は「去年2位で(全国に)行っていたので、僕らは優勝して、全国も優勝してという意識です」ときっぱり。今後は一人でも多くの選手がAチームに加わり、選手権に出場するという目標がある。そうすると、12月の全国大会で数人が抜ける可能性もあるが、関西王者はその中でも勝つ力を身に着けて連覇と“先輩超え”を果たす。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
関西U-16~Groeien~2019特集ページ

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