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元Jリーガーに悲劇の連続…気付かれず、入場を拒否され、負傷に涙

ゲキサカ / 2019年8月27日 23時55分

鳥栖在籍時のFWムスタファ・エル・カビル

 かつてサガン鳥栖でプレーしたトルコのリゼスポルに在籍するFWムスタファ・エル・カビルが悲劇に見舞われた。トルコの日刊紙『Sabah』が伝えている。

 88年10月5日生まれで現在30歳のエル・カビルは、27歳だった16年7月にトルコのゲンチレルビルリイSKから鳥栖に加入。5試合に出場して翌シーズンの契約更新が発表されたものの、8日後に契約解除となり、トルコのアンタルヤスポルへと移籍していた。

 現在リゼスポルに在籍するエル・カビルが悲劇に見舞われたのは、トルコ・スーパーリーグのシバススポル戦が行われた25日だった。

 まずはスタジアムへと向かうバスが、エル・カビルが乗車していないのに気付かぬまま出発。置き去りにされたエル・カビルはタクシーを手配してスタジアムへと向かい、時間には間に合ったようだが、今度はスタジアムの警備員に入場を拒否されてしまう。チーム関係者が介入して無事チームに合流したものの、ピッチ上でも悲劇は続いた。

 試合前のアクシデントがありながらも先発出場を果たしたエル・カビルだったが、なんと前半13分で負傷交代。クラブ公式ウェブサイト上でも、泣きながら担架に乗せられてスタジアムを後にする姿が映されている。『Sabah』によると右足の腓骨骨折と診断されたようで、クラブは全治2か月半から3か月と発表している。

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