1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[Rookie League]伝統校復活へ新たな一歩。帝京との決戦を5発で制した前橋商がA League昇格!

ゲキサカ / 2019年9月9日 8時57分

後半8分、前橋商高はFW今泉諒陽が抜け出しから勝ち越しゴール

[9.7 Rookie League B最終節 帝京高 2-5 前橋商高 時之栖うさぎ島G]

 7日、「2019 Rookie League」B Leagueの最終節が行われ、前橋商高(群馬)が来季のA League昇格を決めた。前節まで3位の前橋商は同2位・帝京高(東京)と対戦し、5-2で逆転勝ち。5勝2敗とした前橋商は自動昇格圏内の2位でリーグ戦を終えた。一方の帝京は4勝1分2敗の4位に後退。A League昇格を逃している。

 勝者がA League昇格となる伝統校対決を前橋商が制した。8分に左SB櫻井涼太のゴールで先制した前橋商に対し、帝京は35分にFW福地亮介のゴールで同点に追いつく。テクニカルな崩しに加え、大会屈指のアタッカー、FW五町蓮のドリブルシュートなどで勝ち越し点を狙う帝京だが、前橋商はGK福島大雅を中心にDF陣が踏ん張って2点目を許さない。

 そして後半8分、前橋商は相手のミスを逃さずに抜け出したFW今泉諒陽がGKとの1対1から右足で勝ち越しゴール。さらに13分には抜群のスピードでDFを振り切ったMF清水葵生が加点する。

 伝統校復活を目指す前橋商は現在、強豪相手でも自分たちで主導権を握って戦うスタイルに挑戦中。笠原恵太監督や澤田博之コーチが「(理解力も高く、)サッカーができる子が多い」と評する今年の世代は、コントロールタワーのMF大熊葉薫を起点にボールを繋いで帝京に対抗した。

 前橋商は22分にもFW高柳洸野が決めて4-1。対する帝京は鋭く抜け出すMF小笠原湖巴のシュートなどで反撃する。そして、28分にはMF狩野隆有が決めたが、PK失敗など再三のチャンスを活かすことができず、2点止まり。逆にMF鶴岡輝汰のゴールでダメ押した前橋商が昇格切符を勝ち取った。

 敗れた帝京のCB松井領は「トップチームに絡んでいる選手とかいる中で今日までやってきて最初の方は調子良かったんですけれども、途中で失速してしまった部分がちょっとあった。(今日も)みんなで勝とうという気持ちはあったんですけれども、その気持ちが相手の方があったのかなと思います」と唇を噛んだ。

 一方、前橋商は気持ちの部分でも相手を上回って勝利。今泉は「来年の1年生のためというのもあったんですけれども、自分たちがより一歩成長するために、絶対に勝つという気持ちで臨みました」と語り、「(今日は) 良いゲームができたと思います。みんなで声を掛け合ったり、最初はそういうのがなかったんですけれども仲も良くなってチーム全体でのプレーも良くなったと思います」とチームとしての成長を口にしていた。近年はRookie Leagueでなかなか結果が出ず、B League下位に沈んでいた前橋商が伝統校復活への新たな一歩。来年は同県のライバル・前橋育英高や桐光学園高(神奈川)、流通経済大柏高(千葉)などと9試合のリーグ戦を戦い、今後の進化に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

▼関連リンク
2019 Rookie League特集ページ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください