[MOM2977]仙台ユースFW清水一雅(3年)_前線で体張り、大一番で2ゴール!
ゲキサカ / 2019年9月23日 23時50分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.23 プリンスリーグ東北第17節 仙台ユース 2-0 仙台育英高 仙台育英高多賀城校舎]
勝った方がプレミアリーグプレーオフの出場をほぼ決定づける大一番で、ベガルタ仙台ユースのエースストライカー、清水一雅(3年)は2ゴールという結果を出し、勝利を決定づけた。
群馬県出身で、上州FC高崎から仙台ユースに加入した清水は、身体能力が非常に高いFWで、167cmとやや小柄ながらヘディングの競り合いに強く、フィジカルも強い。1年生時から公式戦出場を重ね、存在感を見せてきた。今年はトップチームにも二種登録され、夏の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会では4ゴールを挙げている。
しかしプリンスリーグ東北では、壱岐友輔監督が「プリンスリーグの期間中、ボールロストが多くて、苦しんでいた」と語る通り、前線でボールキープできない試合が多く、ゴール数もなかなか伸ばせなかった。
それでも「今日は後ろからの配球も良くて、みんなで声で盛り上げていたことで自分もモチベーションを上げてプレーできた」と語る清水は、この日前線で体を張ってボールキープし、持ち前のゴールへの嗅覚を生かして、チームを救う2ゴールを叩き出した。
壱岐監督も「ようやく本来の力を発揮し、勝利に貢献するゴールを奪い爆発してくれた」と惜しみない賛辞を送る。1点目のような背後への抜け出しも、2点目のようなヘディングの競り合いも得意な「万能型ストライカー」という本領をいかんなく発揮した。
ほぼ決定的となったプレミアリーグプレーオフに向けては「出場し、勝ち上がることが一番の目標だったので、プレミアリーグに昇格させられるようにプレーしたい」と意欲を語る。悲願のプレミアリーグ昇格にはエースのゴールが不可欠。この日のようなパフォーマンスをプレーオフの舞台でも見せたい。
(取材・文 小林健志)●高円宮杯プリンスリーグ2019特集
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