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堅守と勝負強さ。強み表現した地元・茨城県が徳島県に1-0勝利!

ゲキサカ / 2019年9月29日 20時57分

前半12分、茨城県はFW淵上涼太(鹿島ユース、10番)が先制ゴール。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[9.29 国体少年男子1回戦 徳島県 0-1 茨城県 北海浜多目的球技場]

 地元の期待を背負う茨城県が初戦突破! 第74回国民体育大会 「いきいき茨城ゆめ国体」サッカー競技少年男子の部が29日に開幕。1回戦で開催県の茨城県と徳島県が対戦し、茨城県が1-0で勝利した。茨城県は30日の2回戦で静岡県と戦う。

 茨城県が強みである勝負強さを発揮した。茨城県は主将のCB福原陽向(鹿島ユース、1年)ら鹿島ユース勢8名と鹿島学園高2名、明秀日立高1名による先発イレブン。一方の徳島県は主将のMF藤田樹(徳島ユース、2年)をはじめ、先発11名を全て徳島ユースの選手たちが占めた。

 GK、最終ラインから徹底してショートパスを繋ぎ、小さな局面を正確な技術とコンビネーションで打開しながら前進する徳島県に対し、茨城県はFW飯塚輝(鹿島ユース、2年)とFW淵上涼太(鹿島ユース、1年)の2トップを中心とした前線からのプレッシングで対抗。MF中熊岳琉(明秀日立高2年)やMF村山剛琉(鹿島ユース、1年)のダブルボランチがFWの動きに呼応して前に出る。そして、相手のキーマン、藤田らのパスコースを遮断するなど徳島の攻撃のリズムを狂わせることに成功した。

 立て続けに高い位置でボールを奪う茨城県は、右サイドでキープ力や効果的な仕掛けを見せたMF伊藤龍之介(鹿島ユース、1年)やエネルギッシュな攻め上がりが印象的な右SB山口諒真(鹿島ユース、1年)を活用した攻撃などからチャンス。前半12分にはMF山口永遠(鹿島学園高1年)が中央で獲得したFKを伊藤が右足で狙う。右隅を突いた一撃は徳島県GK久保力輝(徳島ユース、1年)が横っ飛びして弾いたが、こぼれ球をフリーの淵上が右足で押し込んだ。

 中熊が「関東トレセンマッチや国体前の合宿でも前線からのプレスは意識できていて、前日のミーティングでも前からのプレスだったり、プレスから撤退する場面について結構話し合っていた」と説明するように、茨城県は前からの守備と重心を下げた際の守りを使い分けながら安定した守備。選手同士で共通意識を持ちながら守る茨城県がその後も主導権を握り、サイド攻撃やセットプレーから追加点を狙う。

 対して、徳島県は飲水タイム直後の21分にFW片山寛人(徳島ユース、1年)がフィニッシュまで持ち込むなど反撃したが、なかなか決定打を放つことが出来なかった。後半、徳島県はスペースへの配球など攻撃に変化を加える。そして、ボールを保持する時間を増やしたが、茨城県も対応してカウンター攻撃からチャンス。16分には山口諒の右クロスから交代出場のMF溝口修平(鹿島ユース、1年)が決定機を迎える。

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