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[関東]天皇杯敗退からの切り替え…法政大が後期初勝利、桐蔭横浜大に逆転勝ちでインカレ圏内浮上

ゲキサカ / 2019年9月29日 20時56分

法政大が逆転勝ちした

[9.28 関東大学L1部第14節 桐蔭横浜大1-2法政大 葛飾区奥戸総合スポーツセンター]

 関東大学サッカー1部の第14節が28日に行われ、法政大が桐蔭横浜大に2-1で勝利した。法政大は後期リーグ初勝利。2位の桐蔭横浜大は手痛い初黒星となった。

 長山一也監督も「パワーを使うべきところで効果的に得点してくれた」とイレブンを評価した。総理大臣杯決勝の敗戦から天皇杯の甲府戦を含め、公式戦4戦勝利のなかった法大だが、見事な逆転勝ちで後期リーグ初勝利を飾った。

 指揮官は悪くはなかったと振り返る前半だが、33分に一瞬の隙、FKからゴール前で混戦が生まれると、DF浅野嵩人(3年=瀬戸内高)のクロスからMFイサカ・ゼイン(4年=桐光学園高/川崎F内定)に押し込まれて先に得点を奪われてしまう。

 しかし長山監督が「落ち着いてやれ」と送り出した後半、2分にMF大西遼太郎(4年=磐田U-18)のパスを受けたMF橋本陸(4年=西武台高)が落とすと、FW佐藤大樹(2年=札幌U-18)が反応。ミドルレンジから左足の強烈シュートを蹴り込んで、スコアをタイに戻す。

 さらに後半34分のカウンターからMF長谷川元希(3年=大宮ユース)が持ち込んでMF紺野和也(4年=武南高/FC東京内定)が狙ったループシュートはわずかに枠上に外れたが、同44分、右サイドから蹴った紺野のCKを大西が頭に当てて押し込み、試合をひっくり返してみせた。

 切り替えを促す時間がしっかりと与えられていた。モチベーションを最大にして戦っていた天皇杯の甲府戦に惜敗。直後は切り替えが難しいと話す選手もいたが、中2日で迎えていた筑波大戦ではメンバー9人を入れ替えたことで、多くの選手に休養が与えられていた。大西も「大きかった」と心身ともに回復を図ることが出来たと感謝する。

 後期初勝利を挙げたことで勝ち点は22。インカレ出場圏内の6位に浮上した。連覇を目指すインカレ出場は絶対に果たすことはもちろん、より高い順位で出場することも視野に入れている。長山監督は「去年3位だったので、それ以上の順位は取りたい」と十分に意識する。

 今年の大学サッカー界では、明治大が圧倒的な成績を残している。しかしその明大が目標としていた「天皇杯でJ1チーム撃破」を法大がやってのけたことで、法大をライバル視する気持ちを強めている。法大の選手も先日の総理大臣杯の決勝は、そういった思いの強さを十分に感じ取ることが出来たという。

 ただ法大としてもこのまま明大にタイトルを総なめさせるわけにはいかない。リーグタイトルの行方は独走状態にある明大の優位を覆すことは難しくなっているが、インカレでの“ライバル”決戦を夢見ている。その時が来ることを信じ、法大はひたすら爪を研ぎ続ける。

 一方の桐蔭横浜大は、今季3敗目。初の逆転負けを喫した。2位だった順位も一つ落として3位に後退。6位までの勝ち点差は3と、また混戦に巻き込まれることになった。先制点を決めたイサカは「球際とかそういうところで、法政の方が一個上だった」と敗戦を素直に受け入れると、「次は流経大戦なので勝たないといけない相手。また一週間、準備してやっていくだけかなと思います」と敗戦を引きずらないことの重要性を説いていた。

(取材・文 児玉幸洋)●第93回関東大学L特集

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