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悔しさで終わった大学サッカー…筑波大FW森海渡「自分一人だけでも得点を取る力を」

ゲキサカ / 2021年12月21日 21時38分

筑波大FW森海渡(3年=柏U-18)

[12.14 全日本大学選手権準々決勝 筑波大 0-1 駒澤大 浦安市]

 筑波大FW森海渡(3年=柏U-18)の大学サッカーは、悔しさの残る形で終わった。「本当に苦しいシーズンで、個人としてもチームとしても何も成し遂げられなかった。もっと目に見える結果を残さなければいけない」。この無念は大学の最終学年ではなく、Jリーグの舞台で晴らすことになる。

 柏レイソルは20日、育成組織出身の森が来季から加入することが決まったと発表した。筑波大のエースを担ってきた21歳は現在3年生だが、1年前倒しでの正式加入。結果的には、14日に行われた全日本大学選手権準々決勝の駒澤大戦(●0-1)が大学でのラストマッチとなった。

 駒澤大戦ではシュート0本に終わり、力強く競り合いを続けた相手守備陣に封じ込められた森。一方、相手のエースFW土信田悠生(4年=高川学園高)は前半早々のゴールが決勝点となった。試合後、185cmの長身ストライカーは次のように語った。

「どんな手段を使っても、どんなことをしても絶対に次の試合に進むことが目的で、そのために自分が勝たせるという強い気持ちを持っていた中、結果的に何もできなかったのがすごく悔しい。リーグ戦でも土信田さんに得点を決められ、今日も決められた。FWの差がこの結果になった」。

 森は今季、関東大学リーグ1部で14ゴールを記録。土信田とともにリーグ最多の数だったが、同点の場合はチーム成績を優先する規定により得点王を逃していた。敗因は10ゴールを挙げて大爆発した前期から、4ゴールにとどまった後期への失速。小井土正亮監督からは「後期も10点取ったら最多記録。それを狙っていかなきゃダメだ、大学でやり残したことはないってレベルにならないといけない」と言われていたというが、結果が伴わなかった。

 準々決勝終了後、森は「後期の途中まではトントンと流れが来ていて取れたけど、最後はピタッと止まってしまった。チームが苦しい時にも違いを見せて、自分が勝利に導かないといけない。自分一人だけでも得点を取るくらいの力、能力、違いを見せられる選手にならないといけない」と決意を述べた。

 そんな森が目指すのは「チームを勝たせる」ストライカーだ。

「ゴールをたくさん取る選手はワンパターンではなく、いろんなパターンでゴールを奪えて、チームを勝たせられるそういうFWに価値があるし、そういう選手がJリーグや世界で活躍する選手。そうなれるように成長しないといけない」。

 柏は今季、残留争いに巻き込まれて15位でフィニッシュ。得点数も37と1試合平均1点を下回っていた中、来季はアカデミー出身のエース候補に大きな役割が託されそうだ。

(取材・文 竹内達也)●第70回全日本大学選手権(インカレ)特集

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