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[横山杯]前橋育英が2連覇。選手権登録外の下級生が悔しさを力に変え、プレミア初参戦の来季へ弾み

ゲキサカ / 2021年12月27日 20時59分

「全国ユース招待サッカー大会〜YOKOYAMA MEMORIAL CUP〜」優勝を喜ぶ前橋育英高

[12.27 YOKOYAMA MEMORIAL CUP決勝 帝京高 1-3 前橋育英高 若松運動場]

 冬の「サッカータウン波崎」で強豪24校が新シーズンへ向けて力を磨く「全国ユース招待サッカー大会〜YOKOYAMA MEMORIAL CUP〜」は27日午後、決勝戦を行い、前橋育英高(群馬)が2連覇を達成した。帝京高(東京)と対戦した前橋育英は大会MVPに輝いたMF井上駿也真(2年)の2ゴールとFW青柳龍次郎(2年)の得点によって3-1で勝利。プレミアリーグ初参戦の来季へ向けて弾みをつけている。

 前橋育英は28日開幕の全国高校選手権に出場するMF徳永涼(2年)やMF根津元輝(2年)、MF小池直矢(2年)、FW高足善(2年)、GK雨野颯真(1年)が不在。それでも、チームリーダーの右SB磯村陽軌(2年)が「選手権に自分行けなかったけれど、みんな悔しい気持ちを持っていて、(選手権メンバーや対戦校に)負けられないという気持ちが出た試合だったと思います」と振り返ったように、悔しさを力に変えて目標の優勝を勝ち取った。

 4-4-2システムの前橋育英はGK小泉奨英(2年)、4バックは右SB磯村、CB斉藤航汰(2年)、CB齋藤駿(2年)、左SB山内恭輔(2年)。中盤は唯一選手権登録メンバーの杉山陽太(2年)、小川雄平(2年)のダブルボランチ、右SH山田皓生(2年)、左SH井上、2トップは青柳と山本颯太(2年)がコンビを組んだ。

 一方の帝京は、1年時から公式戦経験豊富な注目世代。今大会は怪我で不在の選手が多かったものの、決勝へ駒を進めてきた。4-5-1システムの先発はGK桑野瑠汐(2年)、右SB島貫琢土(2年)、CB大田知輝(2年)、CB田畑勲(2年)、左SB入江羚介(2年)。中盤中央に押川優希(2年)と田中遥稀(2年)が入り、右SH橋本マリーク識史(2年)、左SH山下凜(2年)、トップ下が伊藤聡太(2年)、そして齊藤慈斗(2年)が1トップを務めた。

 ともに準決勝終了から約2時間で迎えた決勝戦。3日連続2試合というスケジュールの影響もあってか、互いにやや動きが重い印象の立ち上がりだった。その中で前橋育英が相手の間延びした守備網を突く形で仕掛けて先制する。2分、左中間へのスルーパスから山本が左足シュート。ファーポストを叩いたボールに井上が反応し、先制点を挙げた。さらに10分、右サイドから仕掛け、最後はこぼれ球を再び井上が右足でゴール。序盤で早くも2点のリードを得た。

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