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王者・山梨学院が初戦で散る…佐賀東の速攻2発炸裂!過去最高タイ3回戦進出「耐え忍んでの勝利」

ゲキサカ / 2021年12月31日 18時44分

背番号9のFW溝口貴也(3年)がダメ押しゴール

[12.31 選手権2回戦 山梨学院高 0-2 佐賀東高 熊谷陸]

 第100回全国高校サッカー選手権は31日、2回戦を各地で行い、佐賀東高(佐賀)が前回王者の山梨学院高(山梨)を2-0で破った。佐賀東は前半3分に鋭いカウンターから先制ゴールを奪うと、その後は守る時間帯が続いたが、終了間際に再び速攻から追加点を奪取。3回戦では史上初のベスト8入りをかけ、大津高(熊本)との九州勢対決に挑む。

 前回王者の山梨学院がシード権を持つため、両チームにとってはこれが大会初戦。会場の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場ではピッチを縦断する強風が吹きつける中、山梨学院の風上で試合は始まった。山梨学院は開始早々、FW小島慈央(3年)がパワフルな突破からゴール前に迫り、さっそく勢いを見せた。

 ところが前半3分、先に試合を動かしたのは佐賀東だった。下がってボールを受けていた山梨学院MF山口宇汰(3年)からMF森田悠斗(3年)がボールを奪うと、パスを受けたMF中山琉稀(3年)がゴール前を突破。相手に挟まれながらも左足を振り抜き、強烈なシュートをゴール左上隅に突き刺した。「キャプテンの森田がいいところで奪ってくれたので、あとは自分が決めようと思った」(中山)。夏以降積み上げてきたという攻守の切り替えが実った先制点だった。

 その後も佐賀東は左サイドのパスワークを軸に攻撃を組み立て、MF吉田陣平(3年/新潟内定)、MF山内創太(3年)のダブルボランチが存在感を発揮。佐賀県予選決勝で2ゴールを挙げていたFW小嶋悠央(2年)はベンチに回ったものの、2トップを組むFW川原一太(3年)とFW溝口貴也(3年)の動き出しも交えながらハーフコートゲームを展開した。

 もっとも山梨学院も徐々にペースを掴み、FW茂木秀人イファイン(3年)と小島の2トップにボールを集め、戦況打開を試みる。前半25分には、右サイドの崩しから茂木がクロスを送り、MF長島大翔(3年)がボレーシュート。これは森田にクリアされたが、同26分にはDF柴田元(3年)の縦パスから攻撃をスタートさせ、茂木が惜しいチャンスを迎えた。

 次第に防戦一方となっていった佐賀東はDF平川周汰(3年)、DF仁田尾颯真(3年)ら守備陣がなんとか対応して耐え凌ぐ。すると前半37分、吉田と山内がうまく絡んで左サイドを打開し、平川が鋭い突破からマイナス方向へのクロスを配球。後方から飛び込んだ森田がダイレクトシュートを放った。だが、これはGK山田海人(3年)のスーパーセーブに阻まれ、追加点とはならなかった。

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