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[MOM3737]静岡学園MF小泉龍之介(3年)_2戦連発!守備でも、ゴールでも輝くボランチ

ゲキサカ / 2021年12月31日 20時45分

後半26分、静岡学園高MF小泉龍之介が反転からの右足シュートで決勝点。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 選手権2回戦 近大和歌山高 0-1 静岡学園高 フクアリ]

 静岡学園高の川口修監督は背番号6の守備力に加え、「小泉は点が取れる」と得点力を高く評価。そのMF小泉龍之介(3年=ESPORTE CLUBE JOGADOR出身)が2つの持ち味を発揮し、チームを3回戦へ導いた。
 
 この日はボランチの位置で相手のカウンター攻撃を阻止。本人は「プレスバックをもうちょいできたらなと思いました」と満足していなかったが、今年J1クラブにも練習参加しているボランチは、球際での強さを随所で発揮していた。

 そして、1年時に「点も獲れて、ゲームのバランスも取れるボランチになりたい」と語っていた小泉が決勝点もマークした。前半はコンビを組むMF玄理吾(3年)と2人が引き気味になっていたが、後半は意識して改善。積極的に前へ出て、崩しに係わろうとしていた小泉が、後半26分に決勝点を奪った。

 流れの中でPAへ潜り込んだ小泉は、左のMF古川陽介(3年)からのグラウンダーラストパスを中央で受ける。すると、ゴールを背にした状態から左へ反転。その勢いのままに右足を振り抜いた。

「もらった時点でゴールは見えていなかったんですけれども、反転した時にファーへしか打てない状況だったので、(クリーンヒットはしなかったが)そこへしっかり打つことができました」。狭く、時間の無いゴール前で決断して決めた決勝点を小泉は素直に喜んでいた。

 川口監督は「(ハーフタイムに)点を獲るためにボランチも(前に出て崩しに)絡みなさいと。ゴールに直結するプレーやチャンスあればシュートを打ちなさいというトレーニングをしていた。彼が絶対に自分が一発決めてやろうという意思の出たプレーだったと思います」と称賛していた。

 小泉はこれで初戦に続いて2戦連発だ。ボランチのポジションを争うのはJ内定選手の玄と、静岡決勝で輝いたMF菊池柊哉(3年)。県予選では控えに回っていたが、プリンスリーグ東海でゴールを連発するなど巻き返してきていたMFは、「選手権の予選は自分出番がなくて凄く悔しい思いをしたので全国はやってやろうという気持ちで入ってきた」という思いを表現している。「技巧派軍団」静岡学園にとって、多くボールに係るボランチは生命線。小泉は守備だけ、攻撃だけになることなく、どちらの強みを発揮し、再び勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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