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6分間1ゴール2アシストの清水FW鈴木唯人、手応えを掴んだ“3得点目の流れ”

ゲキサカ / 2022年5月3日 19時15分

1ゴール2アシストのFW鈴木唯人

[5.3 J1第11節 湘南 1-4 清水 レモンS]

 清水エスパルスに今季2勝目をもたらす大活躍を見せたのは、今季初勝利のときもゴールを決めたFW鈴木唯人。1ゴール2アシストという圧巻プレーには、平岡宏章監督も「文句のいいようがない」と絶賛した。

 清水は2月26日の第2節・磐田戦での初白星から勝利なし。しかし、その第2節で得点を挙げた鈴木が今節、再び自らの活躍で勝利を引き寄せた。まずは前半32分、中盤での球際の競り合いを制すと、右サイドで絶妙なタイミングのスルーパス。MF中山克広の走るスピードを落とすことなくつなげてみせ、中山の先制ゴールをお膳立てした。

 さらに、鈴木は前半36分、右CKからの混戦で泥臭くゴールに押し込み、価値あるチーム2点目。開幕2試合連続ゴール以来の今季3点目で、2-0と点差を広げた。38分には右サイドからカウンター。鈴木のグラウンダーのクロスにMF白崎凌兵が合わせて3点目。鈴木が6分間に1ゴール2アシストを記録し、前半3得点で試合を優位に運んだ。

 鈴木の活躍で、清水は待望の今季2勝目。平岡監督は試合後の会見で「今日のパフォーマンスに関しては文句のいいようがない」と称える。「攻守においてハードワークしてくれましたし得点にも絡んだ。言うことないと思います」。好不調の波には「これくらいがアベレージでできればスーパースターになる」と課題を挙げつつ、「うまくできなかったときに何ができるか。さらに成長することを期待しています」と目を細めた。

 鈴木自身も9試合ぶりの得点に「少なからずどこかで気にしていた部分はあった」とポツリ。だが「試合のときはあまり考えないようにしていましたし、取れるときは取れると思っていました」とメンタルを整えつつ、本来の力を出し切った。「今日結果が出たことをよりいいきっかけにして、また次の試合に臨んでいければ」と前を向いている。

 自身が絡んだ3得点。手応えを感じているのはチーム3点目の場面のようだ。鈴木が右サイドで相手選手の背後を抜けると、その瞬間を見逃さなかった中山が長距離のスルーパスで合わせる。フリーの鈴木が右サイドから冷静にグラウンダーのクロスを送り、白崎のゴールをアシストした。鈴木はこの背後への動きを挙げている。

「去年から考え方を変えて、背後に動き出そうとしている。足元で受けて前を向くではなくて、最初から相手の背後を取る動きは取り組んでいこうと思っているところ。3点目のシーンはいい形で味方が出してくれた。ああいうシーンが増えてくれば、チームとしてより色んな形が見えてくる」

 20歳のパリ五輪世代は、ここまでリーグ戦全試合で先発出場。「少なからず攻守ともに重要な役割を担っている」と自覚しつつ「自分が何もできていない試合が多い」とも語る。「求められていることは攻守ともに明確なものがある。勝たせる選手になるためには、自分が得点、アシスト、ゴールに絡むことがチームにとって一番プラスになる」。自らの成長がチームの勝利につながることを信じ、たしかな歩みを続けているようだ。

(取材・文 石川祐介)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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