[球蹴男児 U-16]名将が“最後にスカウトした世代”の強力ストライカー。FW坂本錠は“総附のロナウド”に
ゲキサカ / 2022年5月6日 17時23分
[5.4 球蹴男児 U-16D1第2節 長崎総合科学大附高 1-3 九州国際大付高 大津町運動公園球技場]
「2022 球蹴男児U-16リーグ」の開幕集中開催で特に存在感ある動きを見せていたのが、長崎総合科学大高FW坂本錠(1年=川崎市立川中島中出身)だ。
180cm近い長身で、フィジカル能力の高さや切り返しのタイミングの良さ、シュートへ持ち込む動きが印象的なストライカーだ。チームの初戦となった九州国際大付高戦では、連続の切り返しでDFを翻弄してから放った左足シュートで1得点。この日は、得意の切り返しでDFを外してからのシュートや、縦パスで強引にDFと入れ替わってからのシュートなど1人で11本ものシュートを打ち込んだ。
また、前線で身体を張った動きも見せ続けていたが、この日はGKをかわして放ったシュートがサイドネットへ飛び、クロスを1タッチで合わせたシュートがポストを叩くシーンも。後半のこぼれ球に反応したシュートと抜け出しからGKと1対1になったシュートは、特に決めなければならないものだった。
1得点に終わった坂本は、ゴール前で慌ててしまったことを反省。「FWとして役目は点を獲ることなので。今日は逃してしまって勝たせることができなかたので、次からは点を獲ってチームを勝たせたいです」と引き締め、シュート練習を重ねることを誓っていた。
坂本は中学2年時まで川崎フロンターレU-15でプレー。高校サッカーに憧れて退団し、中学3年時は中体連の川中島中でプレーした。「お亡くなりになってしまったんですけれども、小嶺(忠敏)先生の下で環境を変えたいと思って」長崎の名門へ進学することを決意。早速Aチームの宮崎日大高との練習試合に出場し、いきなり3得点を挙げて先輩たちやコーチ陣を驚かせている。
現在の高校1年生は今年1月に亡くなった名将、小嶺忠敏前監督がスカウトした最後の世代。地元の関東とは異なる環境で自分を磨くFWは、「どんなところからでもゴールを狙えて、チームから頼られる選手になりたいです。目標は元ブラジル代表のストライカー、FWロナウドのような点取り屋になること。長崎総科大附で努力を重ね、走力や筋力、そして技術力を高めれば面白い存在になりそう。“総附のロナウド”と呼ばれるような活躍を続け、プロへの階段を駆け上がる。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2022 球蹴男児U-16リーグ特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[4月15日 今日のバースデー]
ゲキサカ / 2024年4月18日 6時1分
-
相手をリスペクトした真っ向勝負で静岡学園に3発快勝!神戸U-18が描く頂点へのロードマップに加わる個性豊かな色彩の可能性
ゲキサカ / 2024年4月15日 12時34分
-
[関東]オープニング弾はFW内野航太郎!! 王者・筑波大が1部初挑戦の関東学院大に3発白星発進
ゲキサカ / 2024年4月9日 22時38分
-
[MOM4661]川崎F U-18FW香取武(3年)_新9番、躍動!抜け目ない逆転弾でアカデミーを代表する「U-18のストライカー」の仕事完遂!
ゲキサカ / 2024年4月8日 19時23分
-
大阪産業大入部予定選手にインハイ3位・国見のMF坂東匠、広島国際学院の10番FW石川、長崎総科大附CB京谷ら
ゲキサカ / 2024年4月5日 17時32分
ランキング
-
1巨人・阿部監督 サヨナラ負けに「いつも紙一重だな」「この甲子園、全然負けた気がしないんだけどね」
スポニチアネックス / 2024年4月18日 21時37分
-
2【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
NEWSポストセブン / 2024年4月19日 7時13分
-
3【楽天】2試合連続の完封負けで最下位に 今江監督反省「いるメンバーで戦うしかない。ファンの皆さんには申し訳ない」
スポーツ報知 / 2024年4月18日 22時28分
-
4《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン / 2024年4月18日 16時15分
-
5大谷翔平 「今は高いお店とか行けるようになったけれど」好きな食べ物 子供へ優しいまなざしにファン悶絶
スポニチアネックス / 2024年4月18日 22時37分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください