[MOM3842]専修大松戸MF志賀丈真(3年)_「悔しい気持ちがあった」1年前と同じ舞台で成長示す2発!
ゲキサカ / 2022年5月17日 11時27分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.8 関東高校大会千葉県予選準決勝 習志野高 1-3 専修大松戸高]
1年前、「全然通用しなくて悔しい気持ちがあった」と振り返る関東大会予選準決勝(0-1。中央学院高)の舞台。「成長しようと思ってやって来ました」という専修大松戸高MF志賀丈真(3年=FC春日部出身)が、同じ準決勝で成長した姿を示した。
ゲーム主将としてトップ下の位置で先発した志賀は、相手DFラインの背後へ抜け出し、FWとのコンビネーションからシュートを狙うなどゴールへ迫る。またセカンドボールに反応してマイボールにするなど攻守で奮戦。前半は連動性のある攻撃が少なくなってしまっていたが、後半は中心選手として創造性とテクニックを重視する専大松戸のサッカーを表現していた。
志賀は、その後半に2ゴール。同点に追いつかれた5分後の後半11分、専大松戸はMF石井康太(3年)が左サイドを深くえぐる。折り返しをFW守興生久志(3年)がスルーし、後方の志賀が左足でゴールへ流し込んだ。
さらに21分、FW塚越幹太(3年)が右サイドへ抜け出すと、志賀は石井とクロスする形でファーサイドへ。そして、センタリングを「ちょうど自分のところに来てそのまま打ったら入りました」という左足ダイレクトボレーで決めた。ベンチも総立ちでガッツポーズしたスーパーゴール。ゲーム主将は、「とにかくDFに楽をさせようと思って、決めようと思って決められたので良かったです」と微笑んだ。
中学時代はそれほど試合に出ていた選手ではないのだという。「中学の時に野村(太祐)監督が自分のことを見つけてくれて、それで推薦もらって専松に入ろうと思って。野村さんは楽しむということを第一に置いていて、自分も楽しむことが第一だと思うので、プレースタイル的にも楽しむのが合っている」。その専大松戸でより上手くなったことを実感している。
「最初は上手くいかなかったんですけれども、コーチ陣も支えてくれて、今試合に出れていると思います」。存在感ある動きを見せた志賀は、ラストパスを特長とする自分の良さを引き出してくれるFW陣にも感謝。「決めるところ決めて、自分的にはチームを盛り上げていきたい」と語るMFが、練習、試合でもっと上手くなってよりサッカーを楽しむ。
(取材・文 吉田太郎)
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