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松本が「シャレン」パブリック賞! 試合会場トイレに生理用品設置、レディースU-15に“フェムケア”研修

ゲキサカ / 2022年5月10日 19時41分

松本が「シャレン」パブリック賞! 試合会場トイレに生理用品設置、レディースU-15に“フェムケア”研修

 Jリーグは10日、2022年度の「Jリーグシャレン!アウォーズ」の各賞を発表し、松本山雅FCの「スタジアムトイレに生理用品の設置と生理への理解」がパブリック賞に輝いた。

 Jリーグシャレン!アウォーズは、全58クラブが2021年に実施したホームタウン・社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に広く共有したい活動を表彰する取り組み。20年度から始まり、今回が3回目となる。ソーシャルチャレンジャー賞、パブリック賞、メディア賞の3賞が設けられており、いずれも一般投票と選考委員会の選考によって選ばれた。

 松本は昨年10月、スタジアムのトイレに女性用の生理用品を設置。子どもたちの生理に対する知識が浅いという課題が叫ばれる中、各地の学校に無料の生理用品を詰めた 赤いボックスを提供する事業を進めているイギリス発祥のチャリティー団体『REDBOX JAPAN』とともに活動を実施している。

 REDBOX JAPANの木戸彩さんによると、スタジアムトイレへの生理用品の設置はセルティックなどが行っており、国内では初めて。クラブ担当者は「サポーターの中でも生理用品を持っていなくて、急に生理がきてしまって、いつもなら慌てたり、コンビニに買いにいかないとと言うことが起きていたけど、すごく安心して試合観戦ができた。ありがたかったですと言う話をいただいた」と話した。

 また松本山雅FCレディースU-15向けにはフェムケア(「Feminine/女性の」「Care/ケア」)に関する研修会を実施。女子選手が安心してスポーツに取り組めるよう、『生理用品の正しい選び方/使い方』『生理用品がもたらす環境問題』『生理と東洋医学』『生理に関する海外のトピック』などさまざまな観点から知識を深めている。

 こうした活動は、元JリーガーでレディースU-15の指揮を執る小林陽介監督にとっても大きなものだったという。

 この日、アウォーズの記者会見に出席した小林監督は「先週は動けていたけど今週は動けていないとか、気分が乗っていないというのを見ていたなか、生理によって自分自身の心と体のバランスが取れなくなったりするということがあったが、男の指導者なので女性選手からしたら相談しにくい環境であるのは間違いないと感じていた」と明かしつつ、「男性であろうが女性であろうが理解していかないといけない」と指摘。「選手たち自身も自分自身の身体の仕組み、調子の揚げ方、悪い時の対応の仕方を学ぶきっかけになったと思うし、男性スタッフも同じ研修を受けることで、男性スタッフがいても安心してサッカーに取り組める環境につながるんじゃないかと思う」と前向きに語った。
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