先発奪還へ。帝京長岡の2年生10番MF堀颯汰が投入直後に同点ゴール
ゲキサカ / 2022年5月22日 1時21分
[5.21 高円宮杯プリンスリーグ北信越第8節 日本文理高 1-1 帝京長岡高 日本文理高G]
開幕戦から先発出場を続けてきた10番が、先発奪還への思いの強さを結果で表現した。帝京長岡高(新潟)MF堀颯汰(2年=FCフェルボール愛知出身)はこの日、後半開始から左SHとして出場。「スタメンにまた戻るために、得点という結果を狙っていました」という10番は出場からわずか4分後、MF廣井蘭人(3年)の斜めのループパスで抜け出すと、狭いニアサイドへ右足シュートを叩き込んだ。
「斜めのボールというのは蘭人君が持った時は狙っていて、そこは上手く受けられてトラップして、(ニアのコースが)見えて、思い切って振ったら入りました」。チームに歓喜をもたらしたMFは、その後も懐の深さを活かしたボールキープとゴールへ向かうドリブル、判断の速いパスでチャンスメーク。決定的なパスも通していたが、2点目を奪うことはできず、1-1の引き分けに終わった。
ここまで2得点を奪っていた一方、自分の良さやチームに求められるものを十分に発揮できていなかったという。2試合連続ベンチスタートとなり、この試合で評価を変えるつもりだった。チームにとって待望の先制点をマークしたが、試合で勝ち切れず、本人も満足感は無し。「まだ自分でシュートまで持って行けなかったり、得点に繋がっていないので、得点に繋げるというところではまだまだです」。信頼を勝ち取るためにより成長し、結果を残す考えだ。
昨年度の選手権は2試合でベンチ入りしたものの、出番はゼロ。だが、高校進学前から徹底的に磨いてきたドリブルなど攻撃力に注目の堀は、新チームの10番を託された。エース番号「14」を背負う注目MF廣井の後継者候補は、「まず10番もらえたということで、もっとやらないといけないという気持ちがあります。ずっとドリブルは練習してきたので自然と身について、簡単には取られないという自信があります」と力を込める。
特別なスピードがなくても相手の逆を取ってチャンスを生み出すMFベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)が憧れの存在。悔しい思いを経験しながら成長を続ける堀について、谷口哲郎総監督は責任感で目の色が変わり、自分からエネルギーを発し出してきたことを説明する。
この後、始まるインターハイ予選は将来のためにも重要な大会。「インターハイへ向けてまずスタメン勝ち取って、自分の持ち味を出して、活躍したいという気持ちがあります」。その思いをまた結果に結びつける。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
●高円宮杯プリンスリーグ2022特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[プリンスリーグ北信越1部]昇格組の新潟明訓が4発快勝で首位に…星稜が今季初白星:第3節
ゲキサカ / 2024年4月20日 15時31分
-
星稜はトップ、2ndもプリンスリーグ北信越開幕2試合で勝ち点奪取。前線で奮闘のFW宮野聖也は、先発定着へ「チームのためになることを」
ゲキサカ / 2024年4月16日 23時40分
-
[MOM4664]帝京長岡FW新納大吾(3年)_ プレミアリーグの24年ハットトリック第1号!今年は最高峰リーグで量産へ
ゲキサカ / 2024年4月15日 20時32分
-
帝京FW森田晃は「10番の差」を痛感した初戦の悔しさを糧に。1本を仕留めて連発、プリンス得点王へ
ゲキサカ / 2024年4月9日 1時37分
-
関西大にG大阪ユースの10番MF宮川、左SB和泉、京都U-18MF安藤、帝京長岡FW堀らエース級が入部へ
ゲキサカ / 2024年4月3日 7時10分
ランキング
-
1【五輪最終予選】U-23日本代表 韓国に0ー1で敗れB組2位 準々決勝はカタールと 後半CKから失点
スポニチアネックス / 2024年4月23日 0時1分
-
2《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン / 2024年4月23日 7時20分
-
3真ん中なのにボール判定「これはヤバい」 酷すぎる“誤審”に米呆れ「壊れている」
Full-Count / 2024年4月22日 19時43分
-
4【大相撲】大の里に未成年力士との飲酒が発覚 師匠・二所ノ関親方とともに厳重注意
東スポWEB / 2024年4月22日 19時24分
-
5【F1】角田裕毅〝謎の大不振〟の理由をマルコ博士がズバリ指摘「最善の決断ではなかった」
東スポWEB / 2024年4月21日 13時48分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください