1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[MOM3849]桐生一MF岡村葵(3年)_青森山田相手に劇的V弾含む2発!プレミア初白星もたらす

ゲキサカ / 2022年5月22日 20時15分

後半45+3分、桐生一高MF岡村葵が右足シュートを決めて決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.22 高円宮杯プレミアリーグ EAST 第8節 桐生一高 2-1 青森山田高 太田陸]

 背番号7の右足が、プレミア初白星をもたらした。1-1の後半45+3分、桐生一高(群馬)は右サイドでMF諏訪晃大(3年)がドリブル。そして、タメを作ると、中央へパスを通す。これ受けたMF岡村葵(3年= FC市川GUNNERS U-15)がコントロールから右足を一閃。青森山田高のDF2人が足を出すよりも一瞬速く撃ち抜かれたボールは、左隅のコースを突いてゴールネットへ吸い込まれた。

「ゴールは見えていなかった」という岡村の感覚的に放ったシュートが、劇的な決勝点に。前半26分に先制PKを決めていた岡村は、王者・青森山田高相手に2ゴールを挙げ、桐生一の歴史に残る一戦の主役となった。

 中村裕幸監督の采配も岡村の活躍をアシストした。桐生一は後半36分に2枚替え。トップ下のMF小野剛史(2年)が前半から素晴らしい動きを見せていたが、指揮官は小野を下げ、ボランチの岡村をトップ下へ上げる決断をする。

「(岡村は)ここのところずっとラスト10分くらいで下げていたんですよ。だけど、点数を獲るならばアイツかなと。(岡村はPKで)点を獲って気持ち良くやっていた。フィニッシュのところは岡村を信じようと思って残して良かったです」と中村監督は微笑。前節までPKによる1得点のみだった岡村も、「きょうトップ下、前に上がって自分が決めたかった」という思いを決勝ゴールに結びつけた。

 岡村はこの日、中盤でビルドアップに係わり、得意のドリブルで青森山田を苦しめた。後半にはしなかやなドリブルで中盤を打開し、相手CBの2枚目のイエローカードを誘発。「小さい頃から足下の練習はしていたので身に付いてきた」という力を強敵相手に発揮した。

 FC市川GUNNERS U-15時代はSHやトップ下がメイン。日韓ワールドカップスペイン代表GKリカルド・ロペス氏にも指導を受けている。「足下も、IQもついた。ガナーズは結構パスサッカーで桐生第一に似ている」という中学時代に身に着けた武器や状況判断の良さ、チャンスメーク力、落ち着き、万能性を桐生一のAチームで発揮中。そしてこの日、「自分の2点で勝てたことが本当に嬉しかったです」という結果を残した。

 中村監督は「もうちょっとタフにやってもらいたい」と課題を指摘。チームのさらなる勝利のため、高い目標を設定している自身の将来のためにも岡村は課題を改善し、公式戦で活躍を続ける。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
●高円宮杯プレミアリーグ2022特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください