札幌光星が27大会ぶりに全国切符!! 粘り腰で帯広北に逆転勝ち
ゲキサカ / 2022年6月18日 9時40分
[6.17 インターハイ北海道予選準決勝 帯広北高 1-2 札幌光星高]
失点しても慌てない、信じる力で勝利をもぎ取った。全国高校総体(インターハイ)の北海道大会は17日に準決勝、決勝を行い、札幌光星高は準優勝で全国大会の出場権を勝ち取った(北海道は2枠)。
札幌光星は、全国切符をかけた準決勝で帯広北高と対戦。前半から優勢ではあったが、5バックの相手を崩しきれずにいると、先に点を取られる苦しい展開を強いられた。帯広北は前半27分、MF平田佑月(3年)が蹴った左CKをニアサイドで相手にカットされたが、DF前北直哉(3年)がボールを奪い返してバックパス。DF東雲夢輝(2年)が左足で放ったミドルシュートを相手GKが弾くと、DF高見紘史(3年)がゴールへプッシュ。先制に成功した。
帯広北はFW佐賀勇斗(3年)が前線で攻守によく走り、左に開いたFW室山晟明(3年)を起点に守備からカウンターを仕掛け、セットプレーではDF東雲のロングスローで襲い掛かるなど、狙いがしっかりと見える試合運びで1点をリードして前半を終えた。
しかし、1、2回戦を延長戦で勝利し、さらに準々決勝の札幌大谷戦でも延長戦を経験してPK戦の末に勝ち上がるなど今大会で粘り腰を見せている札幌光星は、気持ちを落とさずに後半へ臨んだ。試合再開直後は帯広北に攻め込まれたが、少しずつ落ち着いてパスをつなぎながら反撃。そして後半17分、左CKにDF熊谷灯真(3年)が競りに行った場面でオウンゴールを誘発して同点に追いついた。さらに同27分、左MF池田峻大(3年)がサイドを突破して中央へラストパスを送ると、FW川合流央(3年)が右足のワンタッチシュートを決めて逆転に成功した。終盤はDF横山太輝(2年)を投入して守りを固めてシャットアウト。2-1で勝ち切り、27大会ぶり11回目となるインターハイ全国大会の出場を決めた。
主将を務めるMF土井駿輔(3年)は「信じられないですね。全国出場を目標に全員でやっていたけど、それが現実になる……。なんか夢みたいです」と感慨に浸った。快進撃の背景には、これまでの積み重ねがある。今季10年ぶりにプリンスリーグ北海道を戦ったことで、力のある相手に苦しみながらも応戦する耐性がついた。特に、長年にわたって道内で圧倒的な強さを誇り続けているコンサドーレ札幌U-18戦に勝利したことで、自分たちの可能性を信じられるようになった。その成果が、今大会の粘り腰につながっている。
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