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主力欠場も危機バネに。仙台ユースが清水ユース相手に夏のクラブユースのリベンジ達成!逆転勝利で2回戦へ

ゲキサカ / 2023年12月9日 13時7分

 見事な逆転勝利の仙台ユースだったが、病気や負傷などによるコンディション不良の選手が多く、プリンスリーグ東北で先発出場の多かった主力選手DF高橋昂平(3年)とMF松本琉聖(3年)がベンチスタートで、DF吉田空斗(2年)、MF齋藤俊輔(2年)は欠場。そのためピドゥや、DF一色竜二(2年)、MF松田匠未(1年)といったプリンスリーグ東北出場が全く、もしくはほとんど無い選手を抜擢した。木谷公亮監督は「『誰がいる、誰がいないは関係無い』とずっと言っていたので、出ている選手が何をやれるかが大事です」と信じて起用したという。キャプテンの各務も「普段出ているメンバーがいない分、自分が走って戦って攻守において貢献しようと思っていたので、満足はいっていないですけど、少し良いプレーが出たのかなと思います」と語り、主力複数人欠場が危機バネになり、緊張感を持ってプレーできたことが良い方向に出た。

 仙台ユースは過去5回プレーオフに出場し、今回が6回目の出場だが、過去5回は全てプレミアリーグ参入に失敗している。「ありがちなイベントのように『当たって砕けろ、3年生がラストだから』と言うのではなくて、『きちんとサッカーしよう、しっかりと戦おうよ』とミーティングでも言って入ったので、それをしっかり出してくれたんじゃないかと思います」と普段通りの姿勢で戦い、まずは一つ勝利を引き寄せた。次の鹿島ユース戦に勝てばプレミアリーグ参入となるが、「2つ勝たないと意味が無いというよりは、一戦必勝というところで1年間やってきているので、まず今日勝ったことをしっかりと喜んで、自信にして、また明後日新鮮な気持ちでその試合に勝つためにやりたいと思います」と、普段から選手たちに求める「一戦必勝」の姿勢で挑む。

 一方の清水ユースだが、悲願の1年でのプレミアリーグ復帰は達成できなかった。後半は13本のシュートを放つなど決定機はつくったが、エースFW田中侍賢(3年)の欠場も響き、決定力不足に泣いた。ただ、この試合には1年生も多く出場しており、楽しみな選手は多い。こうした可能性のある選手たちの力をさらに伸ばすことが、来季求められている。

(取材・文 小林健志)●高円宮杯プレミアリーグ2023特集

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