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「今度はオレが国立で結果を残す!」。日本高校選抜FW網代陽勇(尚志)はJ1昇格プレーオフで躍動した“憧れの先輩”と同じピッチでゴールを奪う

ゲキサカ / 2024年2月16日 12時25分

「先制点を獲ってから自分たちの思うようなサッカーができなくて、行くか行かないかもチームの中で呼吸が合っていなかったですね。その中で前半の最後の方で失点して、そのまま崩れていった感じだったので、『チームとして完全に負けたな』という印象があります。自分も何本かはシュートを打ちましたけど、それ以外は何もできなかったので、短い80分間でした」。

「自分たちにも優勝候補だという声は聞こえてきていましたし、『それは外で言われていることで関係ないから』とは話していたんですけど、そう言われることで意識してしまった部分もあったのかなと思います」。選手権をそう振り返る網代は、想定外の敗戦から新たな学びを得たという。

「『3点獲るまで攻めることをやめない』というモットーが尚志にはあったのに、そういうところを選手権の異様な雰囲気の中で出せなかったので、『守りに行ったらやられるな』ということはあの試合で学びました」。常にアグレッシブな姿勢を忘れないこと。それはこれから進学する早稲田大での4年間でも、絶対に忘れたくない教訓だ。


 昨年もU-17日本高校選抜に選出され、さまざまなチームの選手と切磋琢磨することの楽しさを経験していたからこそ、今回の選抜活動にも強い意欲を持っていた。「選手権は初戦で負けてしまったのに、自分を選んでもらったことに対しての責任もありますし、『自分にやれることは全部出し切ってやろう』という想いで選考合宿に参加しました。いろいろなチームの上手い選手が集まっているので、良いところを吸収しながら、やっていきたいと思ってきました」。

 1年前に一緒にプレーした選手も多く、ピッチ内外で充実した時間を過ごしているようだ。「みんな仲が良いですけど、同じ東北ということで(山本)虎とか(芝田)玲とか青森山田の選手とは仲良くなりましたし、あとは自分は出身が埼玉なので、もともと知っている(長)準喜とか(塩川)桜道とも仲良くしていますね。結局ボールを蹴っていたら仲良くなります(笑)」。

 そんなチームメイトと臨むNEXT GENERATION MATCHの会場は国立競技場。昨年12月に開催されたJ1昇格プレーオフ決勝。やはり同じ国立で試合終了間際に劇的なPKを沈め、東京ヴェルディをJ1昇格に導いたFW染野唯月は同じ『尚志の9番』を背負った大先輩であり、網代もその活躍に強く感じるものがあった。

「自分は染野選手の97回大会の青森山田に対するハットトリックを見て、『ここに入学したい』という想いが芽生えたんです。偉大な先輩ですし、動画で確認して『凄いな』と思いました。あそこでPKを蹴ることが凄いですよね。自分だったらたぶん臆して蹴れないです(笑)」。

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