目指すは柔と剛兼備のエースストライカー、「日本一の15番」になること。昌平FW鄭志錫が強豪対決でDFの脅威に
ゲキサカ / 2024年4月14日 9時4分
[4.13 プレミアリーグEAST第2節 昌平高 4-2 前橋育英高 昌平高G]
柔と剛を併せ持つエースストライカーに、「日本一の15番」に、なる。昌平高FW鄭志錫(3年=FC LAVIDA出身)は前半から際立つ動き。「自分のところで思ったよりほぼ収まったんで。リズムを持ってこれたのかなと思います」と振り返ったように、その強さとキープ力でボールを収め続ける。
前半45+1分には前線でボールを収めると、一気に右前方へドリブルで持ち込み、右足を振り抜いた。昌平はGK、DFからボールを正確に動かしながら前進する攻撃が主体だが、この日は前線で確実にボールを収める鄭を多用。前橋育英の最終ラインはU-17日本高校選抜のCB山田佳(3年)をはじめ、力のある選手が揃っている。だが、1対1で劣勢を強いられていた前橋育英は、ゴールキックの際にCBとボランチの2人がかりで鄭を抑えることを指示。それほど、背番号15は厄介な存在になっていた。
「普通にやればあれくらいできる。自分のポテンシャルは毎日上がってるんで、そこは自信を持って試合に挑みました。やっぱり自分の強み、ポストプレーだったり、体の強さ、収めるところだと思うんで、そこは結構自分の中で自信ありますし。それが今日、相手と対峙する上で上手くマッチしたのかなと思います」(鄭)
その鄭は、中学2年時に知人の紹介、「高いレベルでやりたいなっていうのは常に思っていた」こともあり、中体連から昌平の育成組織であるFC LAVIDAへ途中加入。そして、FC LAVIDA、昌平で個の力、技術力を磨いてきたFWだ。「力だけじゃなくて、LAVIDA、昌平の特長の個人技っていうところもしっかり練習してきたので、柔と剛をうまく使い分ける選手になりたいです」というストライカーは強さで活かした動きだけでなく、ボールタッチの正確性や重心移動で局面を打開する巧さも見せていた。
この日は前半12分に右サイドからのラストパスに飛び込み、鄭のシュートのこぼれ球からMF山口豪太(2年)が先制ゴール。また、2-2の後半33分には、鄭が右サイドから抜け出す。GKと1対1になると、十分に引き付けてからMF三浦悠代(3年)へラストパス。決勝点をアシストした。
自らシュートへ持ち込んでも良さそうなシーンだったが、チームの勝利を優先。「去年からプレミア(リーグ)を経験させてもらって、1点の重みというか、1勝の重みていうのはほんと重いって感じてたので。自分で打ちたかったですけど、可能性高い方を選んで、それが結果に繋がったので良かったかなと思います」と頷いた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
攻撃陣に負けない活躍誓うDFリーダー。昌平CB坂本航大が身体を張った守りで相手の攻撃を凌ぎ、同点弾も
ゲキサカ / 2024年8月14日 23時8分
-
インハイ初優勝!昌平登録全20選手コメント_FW鄭志錫(3年)「日本一になることは、3年前の借りを返す意味では本当に重要だと思っていた」
ゲキサカ / 2024年8月4日 12時30分
-
始まりは“連敗”から。昌平の「ほんと頼もしい」「めっちゃいい」リーダーMF大谷湊斗が兄超えも果たし、日本一のキャプテンに
ゲキサカ / 2024年8月4日 7時49分
-
「最後決めれば、ストライカー」。教えを胸に、献身的に走り続けた昌平FW鄭志錫が優勝ゴール!
ゲキサカ / 2024年8月3日 19時12分
-
玉田圭司監督の下、チャレンジ続けて強度も向上。昌平はFW鄭志錫らが“3年前の悔しさ”もぶつけて初Vへ
ゲキサカ / 2024年8月2日 21時30分
ランキング
-
137歳の鈴木孝幸、すずしく静かに連日のメダル喜ぶ「ベストを尽くして取れた『色』」
読売新聞 / 2024年8月31日 19時10分
-
2【パリ・パラリンピック】バサロの窪田幸太が銀メダル!荻原虎太郎は8位 男子100M背泳ぎ
スポニチアネックス / 2024年9月1日 1時40分
-
3米競泳選手「障害否定しないで」 クラス分けにSNSで疑問の声
共同通信 / 2024年8月31日 17時33分
-
4大谷翔平「43-43」達成弾! 通算204勝レジェンドOB衝撃「どのスタジアムでも関係なく…」
スポニチアネックス / 2024年8月31日 13時58分
-
5パラ陸上の「開拓者」39歳中西麻耶、またもメダル届かず…今後は「家族会議をして決めようかな」
読売新聞 / 2024年8月31日 21時56分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください