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[関東]リーグデビュー戦の東京国際大GK大畑神唯が明治大を苦しめる好セーブ連発「東国のみんなの思いを背負って」

ゲキサカ / 2024年7月14日 0時51分

[関東]リーグデビュー戦の東京国際大GK大畑神唯が明治大を苦しめる好セーブ連発「東国のみんなの思いを背負って」

[7.13 関東大学L1部第10節 東京国際大1-1明治大 東国大G]

 東京国際大にとっては痛いドローとなった。選手たちも試合終了のホイッスルがなると、ほぼ全員がガックリとその場に倒れ込んだ。首位を直接叩くチャンスを逃したこと、そして終盤まで奪っていたリードを守り切れなかったことが悔しさを倍増させていた。

 止めに止めまくった。1点リードで折り返した後半、東国大は明治大の攻勢を受けてしまうが、そこにこの日が関東リーグデビュー戦となっていたGK大畑神唯(3年=JFAアカデミー)が立ちはだかった。

 まずは後半8分のFW中村草太(4年=前橋育英高/広島内定)との1対1を右手で防ぐと、同18分にFW真鍋隼虎(3年=名古屋U-18)に許した決定的なヘディングシュートにも落ち着いて対応。さらに同33分のDF多久島良紀(2年=青森山田高)のループ気味のヘディングシュートもビッグセーブで枠外へと弾き出した。

 デビュー戦、そして首位相手のゲームに気合が入らないわけがなかった。「前半でリードを奪ってくれたことは大きかったけど、後半はまた0-0の気持ちでやろうと思っていた。デビュー戦だからとそんなに気負わずに楽しんで、持ち味であるアグレッシブなプレーを出していこうと、いいイメージで入れたのがよかったと思います」。勝ち点1に悔しさはあるが、一方で自身の出来には手ごたえも持った様子だった。

 先日まで行われていた総理大臣杯予選のアミノバイタルカップでトップチームデビューできていたことも、心の余裕を生んでいた。特に初戦の青山学院大で先発に抜擢された大畑は、前半終了間際にあったPKをストップ。ハイパフォーマンスでチームを波に乗せると、そのまま続く立教大戦でも2試合連続完封勝利に導き、10大会ぶりとなる総理大臣杯出場権獲得に貢献した。

「1、2年のころはトップで出られなかったので、サッカー面白くないなと思う時もあったんですけど、それでもめげずに、トレーニングから全力でやり続けてきた。今はすごくいいコンディションでできている。それが試合に出ているなと思います」

 13チームを編成して活動する東国大にあって、その競争を勝ち抜くだけでも大変なことは容易に想像がつく。そのトップで背番号1を背負う大畑も、その理解を十分にしている。「東国のみんなの思いを背負ってゴールマウスを守るというのが、自分の責任。1番は責任があるけど、楽しんでやって行きたい」。トップチームに絡む選手が少ないという今年の3年生世代の代表格が、定位置を固めることでチームの底上げも促す。

(取材・文 児玉幸洋)
●第98回関東大学リーグ特集

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