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[国スポ少年男子]攻守で輝ける選手へ。広島県の“キーマン”MF太田大翔が得意のボランチで6-0勝利に貢献

ゲキサカ / 2024年9月23日 7時13分

広島県MF太田大翔(広島ユース、1年)が中盤でボールを回収する

[9.22 国スポ少年男子2回戦 広島県 6-0 高知県 北部グラウンドA]

 広島県はU-16日本代表MF野口蓮斗(広島ユース、1年)を欠いたメンバーでの初戦だったが、6-0で快勝発進。遠藤真仁監督(広島ユース)がキーマンに挙げるMF太田大翔(広島ユース、1年)が野口に代わってボランチに入り、勝利に貢献した。

 ボールを保持する展開の中、「攻撃は結構できてたけど、守備のところでもっと行かないといけない」と自己評価。中盤中央から迫力のある攻め上がりを見せ、ゴールにも絡んだが、切り替えがやや遅れてボールを取り切る回数を増やせなかったことを反省していた。

 ボランチを得意とし、回収力に秀でる太田は、このチームでは主にDFラインの中央に入ることが多い。この日はソレッソ熊本時代に中盤でコンビを組んでいた野口に代わってボランチでプレーしたが、「どこでも活躍できるように頑張りたい」。広島ユースで攻撃力の向上を実感しているMFは、DF、ボランチ両方のポジションでチームに貢献する意気込みだ。

 180cm近い大柄で、U-15日本代表候補歴も持つ太田はソレッソ熊本から「サッカーのできる環境がとても良かったし、サンフレッチェって言うと強いイメージがあった」と広島ユースへ。この半年間で先輩たちのレベルの高さを痛感しながら、練習から「通用していかないといけない」と自身を高めてきた。

 今後は「自分がゲーム作ったり、チャンスメイクできたり、守備では自分のところで前進させないとか、 そういうところは頑張っていきたい」。目標とする選手に元スペイン代表のMFセルヒオ・ブスケツを挙げる太田は、攻守で輝ける選手へ。まずこの国スポでは、ソレッソ熊本時代の全国2位超えを目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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