[MOM4840]東京都MF四日裕歩(横浜FCユース、1年)_10番が2発!憧れのFWの影響で磨いたカットインから貴重なゴール
ゲキサカ / 2024年9月23日 9時19分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.22 国スポ少年男子2回戦 京都府 0-6 東京都 北部グラウンドB]
ドリブルで失うことなくボールを運び、相手の守りを切り崩し、ラストパスを通してアシストも記録。前線、左サイドで打開力を発揮していたMF四日裕歩(横浜FCユース、1年)だが、目標は「シュートを決めるっていうこと」にある。
この日はシュートまでをイメージしたボールタッチ、ドリブルからいずれも見事な2ゴール。「2点ともカットインからシュートみたいな感じだったと思うんですけど、そこは決めれて良かったです。ちょっと上手くいきましたね。2点目なんてめっちゃ気持ち良かった」と素直に喜んでいた。
前半18分の1点目は、ビルドアップで苦戦し、相手の速攻、サイド攻撃を受けていたチームを助けるゴール。後半開始直後に決めた2点目も非常に大きかった。いずれも簡単なものではなかったが、武器をしっかりと発揮。その武器は憧れのFWロレンツォ・インシーニェの影響を受けて磨いてきたものだ。
インシーニェはナポリやイタリア代表で活躍した名手。「凄い小柄なのに相手をスルスル抜くし、点も決めれるみたいな。で、チーム助けられて、めっちゃ好きっす。オレがカットインのシュート練習し始めたのもインシーニェの影響なんです。ナポリが好きで、ナポリのプレー集みたいのを見てたら、 めっちゃ上手いなと思って。インシーニェ、シュートめっちゃ得意なんです。で、『これ、オレもやってみよう』と思って、そういう練習をするようになりました」。小学生から取り組んできたシュートで2得点。所属する横浜FCユースでの悔しさを一つ晴らす活躍だった。
四日は横浜FCユース加入1年目の今季、プレミアリーグEASTで8試合に出場。だが、現在首位に立っているチームの中で得点することができていなかった。チームではBチームへの降格も経験。「自分自身、メンタルがちょっと弱くて、自分の出来とかプレーに凄い心が影響されちゃって、焦りとか、これやらないととか、あとライバルに負けないように、みたいな考えを持っちゃっていて、多分自分の中で抱え込みすぎたところがあったのかなと」。母親にその点を指摘されて気づき、徐々にプレーも変化。東京都選抜で前向きに、チームを引っ張るようなプレーができていることも、この日の活躍に繋がったようだ。
「僕は代表にも入り込んでいきたいし、代表に入るにはチームでプレミア(リーグ)に出て活躍するっていうことはめちゃくちゃ大切だと思ってるんで、 まずAに戻って、コーチの信頼取り返してチームではやっていきたいなと思っています」
横浜FCユースの1学年先輩で、早くもトップチームとプロ契約を結んだFW前田勘太朗は目標とする存在。ユース加入前からそのゴール、チームを救う姿を幾度も目撃してきた。「もうプロ行っちゃいましたけど、そこは目標にして頑張りたいと思います」。昨年、前田を擁した東京都は、前回大会で3位。四日は今大会でゴールを連発し、目標とする先輩超えと横浜FCユースと年代別日本代表へのアピールも果たす。
(取材・文 吉田太郎)
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