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[国スポ少年男子]「16人全員でチームとして戦えている」愛媛県が残り5分からの2ゴールで大分県に逆転勝利。初のベスト4入り!

ゲキサカ / 2024年9月23日 23時21分

後半33分、愛媛FW俵拓斗(愛媛U-18、2年)が決勝ゴール

[9.23 国スポ少年男子準々決勝 愛媛県 2-1 大分県 北部グラウンドA]

 23日、「SAGA2024第78回国民スポーツ大会」サッカー競技少年男子の部準々決勝が行われ、鳥栖市の鳥栖スタジアム北部グラウンドAでは愛媛県と大分県が対戦。試合終盤の2ゴールで逆転勝利をおさめた愛媛県が初の4強入りを果たした。

 2-0で勝利した大阪府との2回戦は相手にボールを持たれる時間が長かったため試合後、赤井秀一監督は「次のゲームは自分たちが主導権を握れるようなゲームにしたい」と口にしていた。そうした反省を踏まえ、この日は立ち上がりからボールを動かし、愛媛のペースで試合を進めていく。

 前半4分にはFW菅範十(愛媛U-18、1年)が前線で収めたボールのこぼれをFW永易昂樹(今治U-18、1年)が拾って右クロスを上げる。直後の5分には左サイドでボールを持ったFW玉城千也(愛媛U-18、1年)のサイドチェンジを永易がためて、大外を駆け上がったDF高須賀蓮(愛媛U-18、1年)が中に展開。走り込んだ菅が合わせてゴールを狙うなど愛媛はサイドから見せ場を作った。

 相手の勢いに飲まれた大分だったが、FW深川竜斗(鶴崎工高、1年)が「前半はCBがボールを持ったら、まずは背後を意識していた」と口にした戦法が時間の経過とともに上手く機能し始める。長いボールを入れて相手エリアでの時間を増やすと、9分には相手ゴール前でFKを獲得。DF矢野晃也(大分高、1年)のキックは壁に阻まれたが、こぼれ球を深川が押し込み、均衡を崩した。
前半9分、大分FW深川竜斗(鶴崎工高、1年)が先制ゴール
 追い掛ける展開を強いられてからも愛媛はパスを繋いで前進を試みたが、思い通りにシュートまで持ち込めない。「失点してからは慌てる時間が増えて、繋げる場面が少なくなった」。そう振り返るのはMF渡邉俊史(松山北高、1年)で、アディショナルタイムにも右サイドでボールを持った菅が中央にいた玉城とのワンツーで縦を抜けたが、クロスは味方と合わず、愛媛は1点ビハインドで前半を終えた。

「相手の動きを見たら、自分たちならボールを動かせる。今までやってきた自分たちの強みをしっかり出そうとハーフタイムに話し合った」(渡邉)という愛媛は、後半に入ってから高い位置でのプレスを徹底。「前からプレスをかけてきた相手にビビッてしまって、ビルドアップが上手く行かなくなった」と大分のMF吉良匠生(大分高、1年)は振り返る。

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