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町田3位躍進、影の立役者…藤田晋社長が今季と来季の補強面語る「勝負どころとして、経営者として勝負した」

ゲキサカ / 2024年12月8日 18時2分

代表取締役CEOの藤田晋氏 ※写真は過去のもの

[12.8 J1第38節 鹿島 3-1 町田 カシマ]

 J1初昇格、初優勝という偉業は果たせなかった。それでもFC町田ゼルビアの代表取締役CEOの藤田晋氏は「正直ここまで健闘すると僕は思っていなかった。半分より上であればというくらいでいたら、首位に立ったので少し欲が出た。だけど、結果から見ると大健闘」と試合後に思いを語った。

 J2リーグに在籍していた昨シーズン、町田は青森山田高の監督して高校サッカーの頂点を極めた黒田剛氏を指揮官に招へい。就任初年度でJ2優勝とJ1初昇格を果たし、的確な補強とともに今シーズンを迎えた。序盤から着実に勝ち点を積み重ね、前半戦を首位でリターン。だが、シーズン終盤は5試合未勝利など綻びが生じ、最終節まで優勝の可能性は残したが、初制覇とはならなかった。

 藤田社長は最終節・鹿島アントラーズ戦を視察。無念の敗戦に「決定機を作られたときに本当に決められる。今日の試合もそうだが、やっぱりJ1のレベルの高さを感じた」と振り返った。

 補強面でチームを支えた。初優勝は手の届くところまで来たが、藤田社長は「今年優勝するというより、首位を争うクラブとしてJ1昇格初年度で固めるチャンスだと思っていた。それで補強したというのもある」と長期的な視野で取り組んでいたことを強調する。

 夏にはDF中山雄太やMF相馬勇紀といった日本代表メンバーも獲得した。「海外帰りの現役の日本代表で20代後半の選手を取れるチャンスはなかなかない。そういう意味で急きょ取った」。主力が他クラブに移籍したことによる戦力状況や、優勝の可能性という選手側のメリットも鑑み、的確なタイミングで“投資”。一年を通した大胆な補強の効果について、藤田社長は「今年完全に追い風がわれわれに吹いていて、注目も浴びていたので」と総括した。

「選手からも期待されている状況で、やっぱり勝負どころとして、経営者として勝負したというわけで、そもそも用意していた予算から出したわけではない。逆に平時に同じような補強をして得られる効果と、今年やるのでは効果が全然違ってくる。ちゃんと勝負どころは見極めていると僕は思っている」

 3位でシーズンを終えたことで、来シーズンはさらなる舞台に上がる。2024-25シーズンのACLE、ACL2の結果次第ではあるが、少なくともACL2出場は確定。藤田社長は「去年と今年でクラブの体制や選手も入れ替わったので、このへんで落ち着いて、今いる選手を中心に強豪クラブを築き上げていきたい」と語りつつ「現時点でも選手の質、量ともに揃ってきていると思うが、さらなる補強は必要ではあると思っている」と国内外でのタイトな戦いに向けて、さらなる選手層の拡大を狙っていた。

(取材・文 石川祐介)
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