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松崎しげるさん 母親がつくる「鶏皮の佃煮」はあさりの佃煮よりうまい!メシ3杯は食べられた【私のおふくろメシ】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月26日 9時26分

松崎しげるさん 母親がつくる「鶏皮の佃煮」はあさりの佃煮よりうまい!メシ3杯は食べられた【私のおふくろメシ】

松崎しげるさん(C)日刊ゲンダイ

【私のおふくろメシ】

 松崎しげるさん(歌手/74歳)

 ベテラン歌手の松崎しげるさんのおふくろメシはごはんが進む鶏皮の佃煮。残った汁もごはんにかけたら極うまの絶品メニューになる。今もフェスの主催など精力的に活動する原動力は自らの手料理だ。

  ◇  ◇  ◇

 おふくろがいつも鶏皮を煮込んで作っていましたが、これがうまくてねえ。

 まずたっぷりの湯で鶏皮を煮込む。調味料はその煮込んだ汁を大さじ2杯くらい使うのがコツ。他に酒、みりん、醤油を同割入れ、砂糖も入れて。

 さらにショウガ。うちはきざみショウガを入れてましたね。この方が食感がいい。弱火で汁けが少なくなるまで煮る。

 おふくろは親父には白髪ネギを上にのせてましたね。子供はネギはあまり好きじゃないから。

 同じ佃煮でも、あさりの佃煮よりもうまくて(笑)。子供の頃は鶏皮の佃煮があればメシ3杯は食べられちゃう。鶏皮を全部食べた後は残り汁をごはんにかけて食べてました。これも抜群にうまいですよ。

 残っただし汁を使って煮込みうどんを作ってくれたのがまたおいしい。東京育ちだから、うどんといえば醤油の味が濃いんだけど、醤油は少なめにして塩味を足していました。シイタケを入れて煮込むとメチャメチャうまい! あと野菜を多めに入れてくれたかな。

 僕は昭和24年生まれでまだ食糧難の時代でしたから、おふくろは料理上手でもあり、工夫上手だったんですよね。いわゆる下町のお母ちゃんて感じの料理で。

 うちの家の前がお豆腐屋さんで、店先におからが山のように積まれ、欲しい人はタダで持って帰っていいんです。それをおふくろはよくいただいてきて、家族で食べました。おからを他の具材と混ぜたり、いろいろと工夫してね。

自分でも年に3回はおふくろの味を再現。ごはんは2杯になったけど

 僕自身も作りますよ。友だちに話すと「鶏皮で佃煮?」と驚かれる時もあるけど、メニューにある居酒屋も多いみたいですね。

 おふくろが亡くなってからはおふくろを思い出す料理はやはりこれ。年に3回くらい作るかな。おふくろと同じ味に作れますよ。おかずはこれだけでいまだにごはん2杯はいける(笑)。

 作った後、僕は残っただし汁でワンタンスープを作るんです。鶏皮を煮た後のだし汁は万能ですからね。ワンタンは家族みんなで作る。

 皮のくるみ方がそれぞれで違うから食べる時に「あ、これ僕が作ったワンタンだ」とわかって楽しい。鶏皮を煮た残り汁で煮るとワンタンが格別においしい。我が家の定番メニューでもトップクラスですね。

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