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松山英樹“自爆”覚悟の危険なタイトル狙い…練習不足かつ体調不良、無理押して強行出場

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月31日 11時49分

松山英樹“自爆”覚悟の危険なタイトル狙い…練習不足かつ体調不良、無理押して強行出場

完走できるか(C)ロイター/USA Today Sports

【米国男子プレーオフ最終戦 ツアー選手権】第2日

 ひとまず2日はもった。

 前週は腰痛と風邪による発熱、首と背中に痛みも出て2日目のスタート前に棄権。今大会は欠場も懸念された中、初日はスコアを1つ伸ばしたものの、首位のS・シェフラーとは8打も離されての8アンダー4位タイ。2日目は5バーディー4ボギーの70。通算9アンダーで8位に順位を下げ、通算21アンダーに伸ばしたシェフラーの背中というより、年間王者の称号と日本円で約36億円もの高額ボーナスは遠くなった。

 気になるのは松山の腰だ。初日終了時のインタビューでは自身の体についてこのように語っていた。

「(今日は)プレーできたこと自体がうれしかった。なぜか分からないけれど、きょうは何もなくできた。(腰に)痛みがなくできたのは久々だった。思ったより痛みがないことでちょっとうれしくなり過ぎて、なかなか思うようなショット、パットが今日はできなかった。明日から3日間このままできれば慣れてきて、うまくアジャストできるんじゃないかなって思っている」

 このコメント通りなら、前週までは腰に痛みを抱えながらプレーを続けていたわけで、持病の腰痛がいつブリ返すか分からない状況なのだろう。

 アスリートの体に詳しいフィジカルトレーナーの平山昌弘氏がこう言う。

「松山選手はこれまで、腰や首に繰り返し痛みが出ている。それは試合の間に疲れが取れないからではないか。疲れがたまることで、体内の老廃物が除去できず、基礎代謝が低下することで腰に痛みが出る。厳しい米ツアーに本格参戦して11年目ということですし、年齢も32歳なら体力的にきつくなっていると考えられます。本人も20代の頃より体力が落ちていると感じているはずです」

 平山氏は続ける。

「松山選手は無理をする性格ではないそうですが、今回は練習不足で体調も万全ではないのに、年内の残り試合が少ないので、年間王者のタイトルを狙うため無理をおして出場したという。プロ野球選手と違い、プロゴルファーには引退はない。先々を考えれば数々のタイトルは欲しいでしょうが、この年齢で大きな故障をすると回復に時間がかかるケースも多い。体を大事にして欲しいですね」

 タイトルも大事だが、プロゴルファーは体が資本だ。

  ◇  ◇  ◇

 松山のように海外を主戦場とする男子選手がファンを沸かせる一方で、国内男子ツアーの人気低迷ぶりは悲惨の一言に尽きる。日程は虫食い状態で録画放送がはびこり、コースは低レベル。なぜこんな事態に陥ったのか。いったい誰が「元凶」なのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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