阪神・佐藤輝明またザル守備で“送球イップス”悪化…バッテリーの配球にも悪影響
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月5日 11時55分
佐藤輝明(C)共同通信社
打ったからいいだろうでは、もちろん片づけられない。阪神の佐藤輝明(25)がまたやった。
4日の中日戦の初回。無死一塁から、三塁線に飛んだ打球をバックハンドで捕球した。よし、併殺だ──とは思えないのがサトテルである。案の定、二塁送球が右へ大きくそれてオールセーフ。2失点につながった。これが、今季22失策目。12球団ワーストである。
「その裏、無死二、三塁から2点適時打を放って取り返しましたが、阪神が逆転優勝を狙う上で佐藤輝の三塁守備は大きなウイークポイントになるのは間違いない。8月以降、悪送球だけでこれが6個目ですからね。送球時に完全に手首が固まってしまい、こわごわと腕を振ってるから、リリースポイントが安定しない。イップス? そう言っていい状態です」
とは、阪神OB。
当然、他球団に狙われて、1日の試合では1-1の七回に巨人の吉川、小林が相次いで三塁前にバント。吉川のセーフティーバントをさばいた佐藤輝が一塁へ悪送球し、勝ち越しを許す2失点につながった。
「ミスをし、狙われ、またミスをすることで、どんどん追い詰められてしまっているように映る。守乱がどんどん悪化する可能性があります。これだけエラーを重ねると、阪神バッテリーも三塁側に打たせまいと、内角に投げにくくなる。配球が偏り、相手は狙い球を絞りやすい。チーム全体に波及するわけですから、いよいよ佐藤輝も考え込むようになる悪循環。それでも三塁で起用し続ける岡田監督の用兵も、拍車をかけていることになる」(同)
広島と巨人が揃って敗れたため、3位の阪神と首位のゲーム差が3.5に縮まった。さあ、岡田監督、どうするか。
◇ ◇ ◇
そんな佐藤輝に対し、周囲からは「藤浪化」を懸念する声が上がっている。いったいどういうことか。鳴り物入りで入団も、期待に応えられなかった藤浪との「共通点」、「ヤバすぎる兆候」とは、何か。
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