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小泉進次郎の“麻生詣で”にSNSでは落胆の声が急拡散…「古い自民党と決別する」はどうなった?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月25日 13時3分

小泉進次郎の“麻生詣で”にSNSでは落胆の声が急拡散…「古い自民党と決別する」はどうなった?

「圧倒的スピードで改革」は?(C)日刊ゲンダイ

 運転手は君だ~車掌は僕だ~。童謡「電車ごっこ」に出てくる有名な歌詞だが、この人には果たして何人の「車掌」がバックに就くのだろうか。27日に投開票される自民党総裁選に出馬している小泉進次郎元環境相(43)のことだ。

 次期総裁として有力視され、出馬会見時こそ注目されたものの、その後、徐々に失速した小泉氏。決選投票に進むためには党員、党友票で圧倒的支持を得る必要があると見られていたが、各メディアの世論調査では「2番じゃダメ」どころか、3番、4番目になる可能性も浮上。

 苦戦が伝えられる小泉氏は24日、麻生派会長の麻生太郎副総裁(84)と東京都内で面会し、国会議員票の上積みへ「力を貸してください」と支援を求めたという。

 総裁選は国会議員票368票に同数の党員・党友票を合わせた計736票で争い、1回目の投票で過半数を得た候補がいなければ上位2人での決選投票となる。麻生派には衆参両院議員計54人が所属し、議員票の比重が高い決選投票で勝敗の鍵を握るとみられている。小泉氏としては何としても勝利を得たいとの思いから、麻生氏を頼ったとみられるのだが、この動きは国民にとってどう映るのだろうか。

■菅氏の力を借りて総裁選に出馬し、さらに麻生氏の協力も得ようとする小泉氏

「圧倒的スピードで改革する」「長年議論ばかりを続け、答えを出していない課題に決着をつけたい」ーー。小泉氏は出馬会見でこう宣言し、さらに「古い自民党と決別する」とまで言い切って政治改革を進める考えを示していたはず。

 ところが、いざ総裁選が始まってみると、小泉氏の“背後”には菅義偉元首相(75)の姿が見え隠れするようになり、「刷新感」はあっという間に雲散霧消。自民党関係者からも「誰も小泉さんが総裁になって政権を担えるとは思っていない。政権運営は菅頼み。菅さんの傀儡政権だろう」との冷ややかな声が広がったという。

 そして今回の「麻生詣で」の報道なのだが、派閥領袖の主流派といわれる麻生氏と、無派閥で非主流派といわれる菅氏は不仲説が絶えない。そんな状況下で菅氏の力を借りて総裁選に出馬し、さらに麻生氏の協力も得ようとする小泉氏。それだけ切羽詰まった状況なのか、それとも総裁選を機に麻生氏と菅氏の関係を修復したいと考えているのだろうか。

 その意図は不明だが、ハッキリ言えることは仮に菅、麻生両氏の傀儡政権となれば、小泉氏が総裁選で掲げている数々の政策について「圧倒的スピードで改革する」のは無理ということだ。

《とにかく総裁になりたいということか。古い自民党のまんまやな》

《古い自民党と決別して、さらに古い自民党になるわけだな》

 SNS上でこんな声が漏れるのも当然ではないか。

  ◇  ◇  ◇

 総裁選で有力視される小泉氏。●関連記事【もっと読む】『小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?』、【さらに読む】『小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末』、などを取り上げている。

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