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巨人・戸郷翔征は阿部監督の「私的MVP」の特別査定でメジャー挑戦1年前倒し

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月26日 11時37分

巨人・戸郷翔征は阿部監督の「私的MVP」の特別査定でメジャー挑戦1年前倒し

二回に投球の途中でマウンドの整備を求める戸郷(右端)/(C)共同通信社

 1失点の好投も援護はなかった。

 巨人の戸郷翔征(24)が昨25日のDeNA戦に先発。強風と雨が降りしきる中、二回の無死満塁のピンチを無失点でしのぐ。三回に内野ゴロで1点を失ったものの、7回9安打1失点の粘投。それでも打線の援護がなく、8敗目(12勝)。巨人の優勝マジックは4のままとなった。

 阿部監督は「何も責められません。ナイスピッチング」とサバサバ。8回無失点で12勝目を挙げた前回のDeNA戦後も「もう完璧」と絶賛していた。

 8月は苦しかった。阿部監督は「勝っている投手を阪神と広島に当てていくのは妥当」とローテを変更。エースを広島戦2試合、阪神戦3試合と優勝を争う2チーム相手に投入した。戸郷はこの5試合を2勝2敗。チームは2勝3敗だった。さる巨人OBがこう証言する。

「しかも戸郷の8月の登板間隔は、中6日で始まり、中5、中7、中8と全てまちまち。9月最初の登板は中4日でした。今季14勝と復活した菅野は相手投手の質が落ちるカード3戦目が徹底され、5月から8月までの登板日は日曜日に固定された。8月まではしっかり間隔を空けてもらっていたが、エースだけは夏場からフル回転。だから、阿部監督が最も感謝しているのが戸郷なのです」

 戸郷は開幕前、「MVPと投手のタイトルを全部取る」と高い目標を掲げていた。ただ、MVPは14勝3敗の菅野が濃厚で、取れそうなタイトルは、156でリーグトップの奪三振のみになりそうだが……。前出のOBが続ける。

「勝利数や防御率は相手との兼ね合いもある。MVP、最多勝利などのタイトルは菅野に譲っても、特別査定で年俸1億8000万円からの大幅増が見込まれています。メジャー志向を公言している戸郷にとって、もっとうれしいのが、タイトルを取った時と同等の貢献度が認められ、ポスティング移籍を通常より1年早く容認されそうだということ。阿部監督就任1年目、球団創設90周年の年に最もVに貢献したご褒美ということです」

 これはカネよりうれしいボーナスかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 そんな戸郷の活躍は、ファームのさるコーチを無くしては語れない。なんでも、戸郷はその人物を心酔するほど頼りにしているというのだ。いったい誰か。巨人を支える「陰の仕事人」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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