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巨人阿部監督の《大した肝っ玉》…大一番で不振の山﨑伊織を“あえて投入”は《原前監督ならしない》

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月27日 11時41分

巨人阿部監督の《大した肝っ玉》…大一番で不振の山﨑伊織を“あえて投入”は《原前監督ならしない》

山﨑伊織(C)共同通信社

 2年連続2ケタ勝利も規定投球回到達も全てパーである。

 試合前まで9勝6敗だった巨人・山﨑伊織(25)が昨26日のDeNA戦で復帰登板。二回までに6点の大量援護をもらいながら、宮崎に本塁打を打たれるなど3回途中を9安打4失点で降板となった。あと4回3分の2で2年連続規定投球回に到達だったが、わずか2イニング届かなかった。

 山﨑伊は8月の防御率5.82、9月は試合前まで同6.00と夏バテ状態。前回13日のヤクルト戦で今季最短の3回途中4失点でKOされた際には、阿部慎之助監督(45)が「ピリッとしないから抹消する」とブチ切れたほどだ。

 中12日のリフレッシュ期間があったとはいえ、優勝マジック4で2位阪神に1.5ゲーム差に迫られた中での一戦に投入するのは、勇気がいることではないか。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「阿部監督は腹が据わってますね。昨年までの原前監督なら、状態が悪い投手を大事な試合で先発させないでしょう。もちろん、今後のCSや日本シリーズを見据えて、立ち直って欲しいという願いはあっただろうが、今年の戦いぶりを見ていて、阿部監督は若い先発投手を我慢して起用しているのが目立った。原前監督はダメだと思ったら、初回でも交代を命じていた。『先発に責任を持たせる』と宣言している阿部監督は、先発が序盤に失点を重ねても、五回近くまで投げさせた試合が多くあった。多少打たれても投げさせないと投手は育ちません」

 阿部監督には「勝利を目指しながら、同時に若い選手も育てていかないと巨人に未来はない」との考えが根底にある。

「まさにその通り。山﨑伊の投入もその一環でしょう。もし2年連続2ケタ勝利、規定回数到達なら自信になる。結局、どちらも届かなかったが、状態が悪いのが分かっていて送り出すのだから、大した肝っ玉です」(高橋氏)

 阿部監督の“育成采配”で巨人はノーガードの打ち合いを制し、マジックを3に減らした。

  ◇  ◇  ◇

 阿部監督の手腕もさることながら、巨人の快進撃には「陰の立役者」がいる。なんでも、「投手を魔改造する」と評判で、エースの戸郷も心酔するほどに頼りにしているそうだ。いったい誰か。どんな仕事ぶりなのか。

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