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堀田真由「若草物語」は《日本テレビの自虐?》の声も…「セクシー田中さん」問題への根強い不信感という逆風

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月14日 16時45分

堀田真由「若草物語」は《日本テレビの自虐?》の声も…「セクシー田中さん」問題への根強い不信感という逆風

とんだトバッチリ?(C)日刊ゲンダイ

 秋ドラマが続々と始まっている。夏クールでは全般的に連ドラ不振だった中、特に深刻なのが土曜の夜9時と10時、日曜の10時30分と週末に連ドラを集めた日本テレビだ。

「昨年の秋ドラマ『セクシー田中さん』問題がまだくすぶる中、最近も来年4月期予定のドラマがトラブルで中止になったことが報道され、ドラマファンの日テレに対する不信感は相当なものです。今期のGP帯3作品も、そんなハンディキャップを背負っての発進。あの問題に関係なくいいモノを作ろうと創意工夫している現場の気持ちを思うと、胸が苦しくなります」(ドラマ制作会社プロデューサー)

 そんな中で6日にスタートした堀田真由(26=写真)主演の『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』(日テレ=日曜夜10時30分)にも、早くも逆風が吹いている。放送後、ネット上では《世界的名作を原案にしてこれ? 残念過ぎる》《古い作品なら原作者とのトラブルはないと思って好き放題やる気だ》《四姉妹のキャストはいいのに、だれにも共感できない》などなど、厳しい声が飛び交った。

 このドラマは、1868年に出版されたアメリカの作家ルイーザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」を原案にした、《きまじめ長女、がむしゃら次女、おっとり三女、したたか四女が四者四様の幸せを追いかける社会派シスターフッドコメディー》(番組公式HPより)。長女の恵を仁村紗和(29)、次女の涼を堀田、三女の衿を長濱ねる(26)、四女の芽を畑芽育(22)が演じている。

 先入観なしに見た視聴者の中には《畑芽育ちゃんも出てるし、『9ボーダー』(23年TBS)を思い出すけど、私はわりと好き》という声や、小説「若草物語」を愛読してきたという人でも《現代の日本版としてどうアレンジしてくるのか見守りたい》なんて好意的な書き込みもある。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「それほど酷評されるようなドラマとは思わないんですが……」と、こう続ける。

「堀田さんが演じる涼はドラマ制作会社の助監督で、ドラマ制作の現場のシーン、特に脚本家に無断でセリフを変えるシーンでは、《それを日テレがやるのは自虐的?》なんて一瞬思いました。でも、例の問題が発生する以前なら、もっと素直に見られた人も多かったのでは。ただ、《世界的名作を原案にした社会派シスターフッドコメディー》と言うわりには、第1話を見る限りでは《アラサー女子が古い価値観と戦うお仕事もの》に《今どき女子にありそうなことをデフォルメして姉妹にやらせる》という、散々こすられてきたものの詰め合わせ感は否めませんでした」

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