「運動後は舌が敏感」 森脇健児が27歳で気づいた酒の味

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年3月21日 9時26分

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地方ロケでうまい酒、おいしい肴と出会うTM&(C)2017 Turner Japan

 バラエティー番組「走る男」シリーズや「オールスター感謝祭」で“スポーツタレント”として定着した森脇健児さん(50)。ロケで地方へ行くと、うまい酒、おいしい肴が待っている。

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 酒を覚えたのは松竹芸能に所属して漫才コンビ「若井ぼん・はやと」のはやと師匠の弟子になってからです。ちょうど1980年代半ば。世はバブル景気に向かって駆け上がっていく時で、師匠も当時の漫才ブームのおかげで毎日、テレビ、ラジオ、寄席にと大忙し。チップもバンバン入って羽振りがよかったからね。仕事が終わると、弟子や若手の芸人を2、3人引き連れて道頓堀のネオン街を飲み歩いてました。

 それが毎晩。しかも必ず3軒、4軒とハシゴされるんですね。そして最後はヘベレケになった師匠をタクシーで自宅へ送り届け、深夜とか朝方に一日が終わる……。そんな飲み方を師匠は1年365日、うるう年の時は366日休まないんですから、酒屋の営業マンより酒の種類に詳しいほどです。ほとんど飲めなかった僕もそりゃ、強くなりますよ。

■トレーニング後は舌が敏感になっている

 でも、おいしさが分かるようになったのは体を鍛えるためにボクシングを始めた27歳くらいからです。それまではただ飲んでただけでしたね。

 たとえばビール。大手4社を飲み比べても味の違いが分からなかったんです。ところが、トレーニングをしてガッと汗かいてから飲むと、舌が敏感になってるんでしょうね。口当たり、苦味、コク、喉越し、それぞれの違いがすぐ分かるようになりました。

 そんな体質改善というか変化のせいか、日本酒をしみじみと飲みだしたのもその頃。心斎橋に行きつけの店ができまして、そこの大将が日本酒と料理の相性にやたら詳しいんですよ。「商売柄当たり前や」と言われたらそれまでですが、僕が知ってた料理人の中ではピカイチ。「フグにはこれ、ハモならこっち」と銘柄を指定しましてね。言われるままに試してみたら、うーん……確かに違う。料理のそれぞれの風味を引き立てながら、自身も存在感を示す日本酒があるんですよ。

■ランニングを終えた後のお楽しみ

 それをますます実感させてくれたのは41歳の時にレギュラーをいただいた「走る男~日本縦断2500㎞の旅~」(東名阪ネット6、08年4月~09年3月)です。この番組は北海道・洞爺湖から沖縄・那覇の首里城までの約2500キロを1年かけて実走し、その土地で出会った人たちや風景を紹介するのですが、一日のランニングを終えた後のお楽しみが宿泊地で味わう地酒や焼酎でした。

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