“舌禍騒動”で話題に…元近鉄投手・加藤哲郎さんの大転身

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年6月19日 9時26分

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加藤哲郎さん(左は近鉄投手時代)/(C)日刊ゲンダイ

 何げない一言が歴史を変えることがある。プロ野球なら、さしずめ1989年の日本シリーズで飛び出した「巨人はロッテより弱い」だろう。近鉄(現オリックス)の右腕、加藤哲郎さんが開幕3連勝目の勝ち投手となり、試合後インタビューで言い放ったとして有名だ。その後、巨人は4連勝して逆転優勝。加藤さんは敗戦の“A級戦犯”とされた。さて、今、どうしているのか?

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 大阪の官庁街、天満橋。京阪・天満橋駅から2分ほど歩いたオフィスビル5階にある麻雀教室「天満橋会館」へ行くと、ネクタイ姿の加藤さんが迎えてくれた。

「6年前から、ここで麻雀教室の講師をしてるんですよ。『金を賭けない』『酒を飲まない』『たばこを吸わない』のが担当のルールで、マナー重視の“健康麻将(マージャン)”とビギナー向け初級講座、座学もあります」

 オールバックのヘアスタイルに口ひげとあごひげ。在籍した近鉄は別名「野武士軍団」だったが、まさに武骨でニヒルな雰囲気。しかし口調は穏やかで丁寧だ。

「会員は約2000人。2割ほどが女性です。今年3月27日にリニューアルオープンしたばかりでね。麻雀教室は17時まで。それ以降は貸し卓営業で、場所柄、9割以上がサラリーマンです」

 出勤は火曜から日曜までで原則的に月曜が定休日。とはいっても、各種麻雀大会への参戦や解説の仕事が月に数回あり、不在のこともままある。

「定期的な解説なら、麻雀店関係者を対象にした『鳳凰杯』と、関西のトッププロが参戦する『京都グリーンリーグ』。どちらもニコニコ生放送やAbema(アベマ)TVといったインターネットテレビで配信中です」

 腕前は、専門誌「近代麻雀」主催の麻雀最強戦・著名人代表決定戦の常連で、昨年末に行われた日刊スポーツ杯争奪スリアロトーナメントでは2位。GPC関西・関西著名人リーグの四天王のひとりといわれる実力派だ。

 ところで、麻雀との出合いは?

「近鉄入団の83年に、先輩のお供で近鉄・藤井寺駅そばの雀荘に行くようになったのがきっかけですね。投手はギャンブル、野手は酒とか女に走る傾向があって、僕は牌を握る方が好きだったんです」

 野球と麻雀、実は共通点があるという。

「相手との駆け引きですね。何を待ってるか、どう打ってくるか?ランナーを背負っても同じ。その時々の局面を俯瞰して、一手一手を判断するのもソックリです」

■真相は「記者に面白おかしく脚色された」

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