シン・ゴジラと陸王で3人が裏かぶり…タブーは存在せず?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年11月15日 9時26分

写真

両作品で活躍する光石研(左)とピエール瀧/(C)日刊ゲンダイ

 12日に放送された映画「シン・ゴジラ」は平均視聴率15.2%と下馬評通りの数字をマーク。その裏で放送されたドラマ「陸王」(TBS系)も14.5%の安定感で、「どっちを見たらいいの!」とうれしい悲鳴が相次いだが、その内容はさておき、ちょっとした話題になったことがある。両作品で複数の役者が“裏かぶり”していたことだ。

 いわゆる、裏番組での出演かぶりのことだが、その一人が「シン・ゴジラ」の主人公・矢口官房副長官(長谷川博己)の盟友、泉政調副会長を演じた松尾諭(41)。裏でドラマ「陸王」にも登場していて、実業団の陸上選手を演じる竹内涼真(24)に対し、ケガの後の進退について迫る社員の役どころだった。

「陸王」にはピエール瀧(50)が米スポーツ用品メーカー・アトランティス社の日本支社営業部長という重要な敵役で出ているが、この日は「陸王」終了後の午後10時ごろ、今度は「シン・ゴジラ」に自衛隊員役で登場。ゴジラへの砲撃を指揮するピエールに、ネット上では<器用すぎる>などの歓声が上がっていた。

 その「シン・ゴジラ」で東京都知事を演じた光石研(56)は、「陸王」ではスポーツ用品店の店主役。ちなみに、光石は放送時間こそかぶりはしなかったものの、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で明智光秀役をこなしていた。

 これら3人の“アクロバティック”な重複出演に、<何という偶然!>と驚きの声が上がる一方、<出演者が裏かぶりしていて問題はないの?>と、わざわざ心配する視聴者も。

 確かに、同じ芸能人が同時間帯の裏番組に出演すると視聴率が割れるため、テレビ局同士で調整が行われている、などといったエピソードはよく耳にする。バラエティー番組で芸能人がポロリとしゃべったことも少なくない。

 今回、そのあたりを意識したかを「シン・ゴジラ」を放送したテレビ朝日に問い合わせてみると……。

――番組の制作過程に関することにつきましては従来お答えしておりません。

 と、そっけない回答文がFAXで送られてきた。

「まあ、厳密とまではいかなくても、スポンサーへの“忖度”から、出演者の裏かぶりを避けるのが業界の暗黙のルールとして存在しているのは確かです。例えば、先日話題になったAbemaTVの『72時間ホンネテレビ』に出演した稲垣吾郎も、TBS系『ゴロウ・デラックス』との裏かぶりを防ぐために、ホンネテレビの画面から消えました。とはいえ、シン・ゴジラの出演者は300人を超え、全員の裏かぶりを避けるのは難しい。淫行騒動の小出恵介の出演シーンをカットするのが精いっぱいだったのでしょう」(芸能ライター)

 視聴者は余計な忖度をしないでテレビを楽しんだ方が良さそうだ。

日刊ゲンダイDIGITAL

トピックスRSS

ランキング